ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

映画で学ぶ憲法

  • 秋講座
  • 鑑賞
  • 資料配付

志田 陽子(武蔵野美術大学教授・早稲田大学講師)

曜日 土曜日
時間 10:40~12:10
日程 全6回 ・10月05日 ~ 11月30日
(日程詳細)
10/05, 10/19, 10/26, 11/09, 11/16, 11/30
コード 130708
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・映画を題材に、憲法の基本的な骨組みや人権について、時代背景・社会背景への理解を大切にして学ぶ。
・憲法を世界史的な視野で理解する力を身につける。
・学んだ人権や統治ルールの基本知識を、現在のさまざまな社会問題について考える視点として生かす力を身につける。

講義概要

毎回、映画を題材にして部分上映を交えながら、憲法の基本的な骨組みや人権保障について、世界史的な視野で学びます。
人権や統治ルールの基本を、現在のさまざまな社会問題にあてはめるとどうなるかということも合わせて考えていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/05 主権・民主主義・立憲主義  「ダントン」など 憲法の最も重要な幹の部分にあたる、国民主権(民主主義)と立憲主義は、どのような考え方で、どのように出来上がってきたのか。「エリザベス」「クロムウェル」「ダントン」を参考に学びます。
2 10/19 参政権と表現の自由  「未来を花束にして」など 国民主権・民主主義を現実のものにするためには、参政権(とくに選挙権)と「表現の自由」の保障が不可欠です。このことを、1960年代のアメリカ公民権運動を描いた「グローリー」、イギリスの女性参政権獲得運動を描いた「未来を花束にして」、現代イギリスの内閣と議会を描いた「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を題材に学びます。
3 10/26 精神の自由と移動の自由 「白バラの祈り」など 憲法では、表現の自由、信教の自由、思想良心の自由、学問の自由といった「精神的自由権」を保障しています。これらはどのような事情から保障されるようになったのか。1492年のスペインを描いた「1492年・コロンブス」、1792年のスペインを描いた「宮廷画家ゴヤは見た」、1943年のドイツを描いた「白バラの祈り」を題材に学びます。
4 11/09 人身の自由と奴隷制度の克服 「それでも夜は明ける」など 日本国憲法に「奴隷的拘束の禁止」は必要ないのでしょうか? 人間の隷属状態を国が作り出すことを禁じたこの条文は、どのような歴史から生まれてきたのでしょうか。「アメイジング・グレイス」や「アミスタッド」、「リンカーン」、「それでも世は明ける」といった作品を参考に、イギリス、アメリカにおける奴隷制廃止の努力が、現在の「人身売買禁止」や「労働者の権利保障」に通じる問題であることを学びます。
5 11/16 思想良心の自由、表現の自由とメディア  「グッドナイト&グッドラック」など 表現の自由をもっとも享受しているかに見える芸術家や映画界やマスメディア関係者が、じつは不自由だった歴史がつい最近にもありました。「追憶」「真実の瞬間」「トランボ・ハリウッドに最も嫌われた男」「善き人のためのソナタ」「国民の映画」「グッドナイト&グッドラック」「残像」などの作品を手掛かりに、メディア表現者の思想良心の自由について考えます。
6 11/30 平和のうちに生存する権利とは 「ホテル・ルワンダ」など 日本国憲法には9条の「戦争の放棄・戦力の不保持」とともに、前文に「平和のうちに生存する権利」が掲げられてます。これはどのような内容の権利なのでしょうか。「ホテル・ルワンダ」「グッドモーニング・ベトナム」「ディア・ハンター」「あの日の声を探して」などを参考に、広い視野で考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆授業では映画全編を上映することはせず、講義のために必要な範囲内での部分上映となります。授業で関心をもった作品はぜひご自身で全編を見てくださるようお勧めします。
◆補講は12月7日を予定しています。

テキスト

参考図書
『映画で学ぶ憲法』(法律文化社)(ISBN:978-4589035509)
『表現者のための憲法入門』(武蔵野美術大学出版局)(ISBN:978-4864630283)

講師紹介

志田 陽子
武蔵野美術大学教授・早稲田大学講師
専門は憲法、芸術関連法。博士(法学、早稲田大学)。主著『文化戦争と憲法理論』(法律文化社)、『表現者のための憲法入門』(武蔵野美術大学出版局)、『あたらしい表現活動と法』(武蔵野美術大学出版局)、『「表現の自由」の明日へ』(大月書店)。映画、音楽、美術など、文化から憲法を考察している。
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