ジャンル 現代社会と科学
中野校
【対面+オンラインのハイブリッド】「人災」としての食料危機と安全保障の崩壊
鈴木 宣弘(東京大学大学院特任教授)
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曜日 | 火曜日 |
---|---|
時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全2回
・10月03日 ~
10月10日 (日程詳細) 10/03, 10/10 |
コード | 330707 |
定員 | 50名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 5,940 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 6,831 |
講義概要
世界と日本の食料危機と食料安全保障の崩壊は、米国とその背後に控えるグローバル企業の利益のための「人災」であることを整理し、破綻した「市場原理主義」からの脱却の道筋を考える。全2回の講座の中で、途上国や日本の格差拡大と食料自給率低下は米国による「人災」、日本や途上国に対する洗脳政策と食の安全性の崩壊の歴史と脱却へのヒントについて学び考える。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 10/03 | 途上国や日本の格差拡大と食料自給率低下は米国による「人災」 | みどりの革命から始まり、GATT・WTO、FTAなどの国際交渉、IMF、世銀などの開発援助を通じた日本や途上国に対する米国による肥料・農薬の大量投入、規制撤廃、貿易自由化がもたらした格差拡大と食料自給率低下から、「市場原理主義」の破綻の歴史を学ぶ。 |
2 | 10/10 | 日本や途上国に対する洗脳政策と食の安全性の崩壊の歴史と脱却へのヒント | 日本や途上国の若者を米国に呼び、米国発のグローバル企業の利益のために自動的に動く「シカゴ・ボーイズ」にして母国に帰す洗脳政策と、「危ないものは日本へ」が世界の合言葉になるような米国による日本の食の安全性基準の緩和戦略の歴史・実態から、次世代をどう守るかのヒントを考える。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合、補講日は11月28日(火)を予定しております
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座になります。
◆講師は中野校教室で講義し、オンラインで同時配信いたします。
◆オンラインは、Zoomのウェビナー形式を使用しています。
◆対面でご受講される方は、通常の対面講座と同様に開講確定後にお送りする教室案内通知記載の教室にお越しください。
◆オンラインで受講される方はオンライン講座と同様にマイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講予定の方はお申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
講師紹介
- 鈴木 宣弘
- 東京大学大学院特任教授
- 東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授、東京大学教授を経て現職。専門は農業経済学。『食料を読む』(日経文庫、2010年)、『食の戦争』(文春新書、2013年)、『悪夢の食卓』(角川、2016年)、『だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す』(筑波書房、2020年)、『農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機』(平凡社新書、2021年)、『協同組合と農業経済〜共生システムの経済理論』(東京大学出版会、2022年、食農資源経済学会賞受賞)、『世界で最初に飢えるのは日本〜食の安全保障をどう守るか』(講談社、2022年)、『マンガでわかる日本の食の危機』(方丈社、2023年)、『国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係』(講談社、2024年)等、著書多数。