ジャンル 芸術の世界

早稲田校

旅するヴァイオリン イタリアで誕生、そして日本で初めてのコンサートが開催されるまで

  • 冬講座

梶野 絵奈(ヴァイオリニスト、東京大学・武蔵野大学講師)

曜日 月曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・01月29日 ~ 03月04日
(日程詳細)
01/29, 02/05, 02/19, 02/26, 03/04
コード 140407
定員 20名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・クラシック音楽を新たな視点から見つめ直す。
・近世日本と諸外国との交流について知識を深める。
・ヴァイオリンについて理解を深める。

講義概要

西洋の代表的な楽器として誰もが知るヴァイオリンは、日本にどのように伝えられて、どのように受容されていったのでしょうか。この講座では、最初の授業で、ヴァイオリンが誕生した16世紀イタリアに遡ります。そのあと時計の針を先に進めて、日本への渡来から、幕末日本で行われたヴァイオリンのコンサートへと、記録を辿ります。
「クラシック音楽を演奏する楽器」としての印象が強いヴァイオリンですが、それぞれの時代に、人々がこの楽器とどのように関わり、どのような営みが行われたのかを解き明かしていくことで、きっと今までは知らなかった側面が見えてくることでしょう。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/29 イタリアでのヴァイオリンの誕生と日本への到来 開講にあたって、ヴァイオリン誕生の歴史を勉強します。北イタリアで誕生した当初、一体どのような人々によって演奏されたのでしょうか、その音を聞いた人たちはどのように感じたのでしょうか。また、ヴァイオリンの前身の楽器が日本で演奏された記録は案外古く、16世紀半ばからあります。この楽器の日本での受容の様相についても学びます。
2 02/05 長崎・出島のオランダ商館長日記が残したヴァイオリン演奏記録、そしてヴァイオリンを弾く「黒坊」のルーツを探る① 長崎・出島にあったオランダ商館での音楽風景を『オランダ商館長日記』などの史料から辿ります。召使として出島のオランダ商館へ連れてこられた「黒坊」の中には、主人にエンターテイナーとして奉仕する者もいました。「黒坊」はどのようにしてヴァイオリンを演奏できるようになったのでしょうか。
3 02/19 長崎・出島のオランダ商館長日記が残したヴァイオリン演奏記録、そしてヴァイオリンを弾く「黒坊」のルーツを探る② 前回のつづき
4 02/26 幕末日本にやって来た外国船と漂流日本人の記録 当時の日本人によって描かれたヴァイオリンの図像を見ていきます。ロシアのプチャーチン使節団やアメリカのペリー来航時のものなど。
5 03/04 日本で演奏した最初のプロヴァイオリニスト「セニョール・ロビオ」の世界ツアー 長年、全容が不明だった、江戸末期1863年「セニョール・ロビオ」の日本ツアーの記録を辿ります。当時始まったばかりのヨーロッパ人音楽家のアジア・オセアニア巡業模様についても解説します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は3月11日(月)を予定しています。
◆楽譜が読めなくてもご受講いただけます。
◆西洋音楽史の知識があった方が良いですが、無くてもご受講いただけます。

テキスト

テキスト
梶野絵奈『日本のヴァイオリン史  楽器の誕生から明治維新まで』(青弓社)(ISBN:978-4787274502)

講師紹介

梶野 絵奈
ヴァイオリニスト、東京大学・武蔵野大学講師
クラシックのヴァイオリニストとして国内を中心に活躍しながら、東京大学・武蔵野大学の教壇に立つ。国立音楽大学器楽学科卒業後、ザルツブルグ・モーツァルテウム大学器楽学科修士過程をヴァイオリン専攻で修了。徳永二男氏、ハーゲン弦楽四重奏等に師事。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻比較文学比較文化コースに学び博士号(学術)を取得。専門分野は音楽学、近代日本研究、ヴァイオリン演奏研究。著書に『日本のヴァイオリン史 楽器の誕生から明治維新まで』(青弓社、2022年)、CD:『シューマン ヴァイオリン・ソナタ全集』(ライヴノーツ、2014年)。
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