ジャンル 文学の心

早稲田校

王朝物語を読む 浜松中納言物語

  • 春講座

福家 俊幸(早稲田大学教授)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全10回 ・04月03日 ~ 06月19日
(日程詳細)
04/03, 04/17, 04/24, 05/08, 05/15, 05/22, 05/29, 06/05, 06/12, 06/19
コード 110109
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・夢と転生の物語『浜松中納言物語』の世界を味わう
・『源氏物語』以後の物語の魅力を知る

講義概要

『源氏物語』は平安時代のみならず日本文学を代表する文学作品ですが、『源氏物語』以降も、いわゆる王朝物語は次々と作られました。『浜松中納言物語』は日本と唐とを往還するワールドワイドな物語であり、そこに夢と転生というロマンが絡み合う、野心作です。菅原孝標女作者説が有力で、『更級日記』の世界観とも重なっています。冒頭巻が失われていますが、全体を鑑賞するに十分です。今回は巻三に入って少しの部分からです。まだまだ波乱万丈な物語は続きます。途中まで未読の方にもわかりやすく説明します。
『新編 日本古典文学全集27・浜松中納言物語』は現在入手困難なようですので、該当部分のコピーを配付します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/03 これまでの物語の展開と文学史的な位置
2 04/17 講読➀ 巻三の[四]から〜 尼君との対面
3 04/24 講読⓶ 聖という人
4 05/08 講読⓷ 尼君との語り合い、別れ
5 05/15 講読⓸ 尼君の半生
6 05/22 講読⓹ 吉野の姫君
7 05/29 講読⑥ 豪華な贈り物
8 06/05 講読⑦ 大弐の女、再登場
9 06/12 講読⑧ 中納言との再会
10 06/19 講読⑨ 中納言との一夜

講師紹介

福家 俊幸
早稲田大学教授
早稲田大学大学院文学研究科修士課程・博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は平安時代日記文学、平安時代物語文学。主な著書に、『紫式部日記の表現世界と方法』(武蔵野書院、2006年)、『更級日記全注釈』(角川学芸出版、2015年),『紫式部 女房たちの宮廷生活』(平凡社新書、2023年)などがある。
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