ジャンル 芸術の世界

早稲田校

近代建築と歴史―近代日本の自分探し

  • 夏講座

太田 敬二(早稲田大学講師)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全2回 ・08月22日 ~ 08月29日
(日程詳細)
08/22, 08/29
コード 120443
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・近代建築と歴史(過去の記憶)との関係を知る。
・近代建築の新しさについて理解を深める。

講義概要

モダニズムの建築運動は、古い伝統からの脱却の掛け声とともにはじまりました。なかでも急進的な人びとは、歴史や地域性を排し、普遍的な要素だけを基盤に、新たな創造を試みます。しかし様式の表舞台から退いた過去は、裏側からべつのかたちで建築に忍び込み、さまざまな影響を残してきたようにも思われます。
近代化のこれまでの歩みにたいするさまざまな反省をふまえつつ、過去と現在との関係に焦点を当てて、近代建築のあり方を見直してみたいと思います。
まずはわれわれの足元、日本の近代から、人びとが日本やその過去を、建築のなかにどう位置づけようとしてきたのか、考えたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/22 戦前の建築伝統論と作品 パルテノンと法隆寺、1920年分離派建築会「我々は起つ。過去建築圏より分離し…」他
2 08/29 戦中・戦後の建築伝統論と作品 茶室と近代建築、弥生vs縄文(丹下健三と岡本太郎)他

講師紹介

太田 敬二
早稲田大学講師
1960年生まれ。博士(工学)。専門は近代ドイツの建築改革運動の研究。ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてミュンヘン工科大学建築博物館に学ぶ。放送大学・日本女子大学講師、早稲田大学理工総研客員講師等を経て現職。著書『西洋キリスト教建築』(丸善出版)、『世界建築史ノート』(共著、東京大学出版会)、『世界宗教建築事典』(共編著、東京堂出版)、など。
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