ジャンル 文学の心

早稲田校

『日本霊異記』を読む―信仰と表現から

  • 春講座

大塚 千紗子(和洋女子大学准教授)

曜日 水曜日
時間 13:10~14:40
日程 全4回 ・04月17日 ~ 05月15日
(日程詳細)
04/17, 04/24, 05/08, 05/15
コード 110189
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・『日本霊異記』の内容および説話の表現を読み解く。
・仏教の知識や歴史的背景について理解する。
・平安時代初期の社会と文化に対する理解を深める。

講義概要

『日本霊異記』は平安時代初期に成立した日本最古の仏教説話集であり、薬師寺僧の景戒によって編纂されました。本書は仏の教えや因果応報にかんする内容が多いものの、そこには当時の人々の様子がいきいきと描かれています。本講座では人々の信仰の姿や願いの形が説話集のなかでどのように語られ、言葉として表現されていたのか、仏典や同時代の文献等も踏まえながら読み解いてゆきます。今回は主として上巻の説話を中心に扱います。予備知識は必要ございません。豊かな『日本霊異記』の世界に親しんでいただければと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/17 仏への祈り 『日本霊異記』概説、上巻第6縁
2 04/24 病者と宿業 上巻第8縁
3 05/08 不孝と天地 上巻第23縁
4 05/15 大神高市麻呂と諸天 上巻第25縁

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆各講座ではプリントを配付します。
◆お持ちの『日本霊異記』のテキストなどがございましたら、持参して頂いても構いません。
◆休講が発生した場合の補講は6月26日(水)を予定しています。

講師紹介

大塚 千紗子
和洋女子大学准教授
東京都生まれ。博士(文学、國學院大學)。専門分野は日本上代文学。國學院大學兼任講師を経て、和洋女子大学准教授。書籍等著作物として、単著『日本霊異記の罪業と救済の形象』(笠間書院)、共著『古事記歌謡注釈 歌謡の理論から読み解く古代歌謡の全貌』(新典社)がある。
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