ジャンル 提携・協力講座

早稲田校

いにしえの人々が惹かれた熊野と伊勢の魅力 ~熊野古道世界遺産登録20周年記念講座~

  • 秋講座
  • オムニバス

稲田 美織(写真家・文筆家)
岡田 登(皇學館大学名誉教授)
池田 雅之(早稲田大学名誉教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~14:40
日程 全3回 ・10月05日 ~ 10月19日
(日程詳細)
10/05, 10/12, 10/19
コード 130001
定員 100名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 4,950
ビジター価格 受講料 ¥ 5,692

講義概要

古くから「伊勢へ七度、熊野へ三度」と言われるほど、多くの人が訪れた伊勢と熊野。現代においても伊勢から熊野を巡る「熊野古道伊勢路」の旅は多くの人々を魅了しています。
歴史、文化、信仰など伊勢と熊野のもつ魅力について三人の講師がそれぞれ独自の視点で語ります。
本講座を受講していただければ、熊野古道伊勢路を訪れたとき、その魅力をより深く体感できるはずです。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/05 世界から日本へ、聖地巡礼 ―伊勢・熊野・奈良・倭姫巡行地を巡って― (講師:稲田 美織) 20 年間在住していたニューヨークの自宅から 9.11 のテロを目撃。それ以来、人類の平和を求めて世界巡礼を始めました。その後、伊勢神宮を中心に撮影を開始し、著作と講演活動にも精力的に取り組んでいます。伊勢と熊野の映像と共に、人類の未来にとって、大切なことは何かを語ります。
2 10/12 伊勢と熊野を結ぶ道 ―「熊野古道」と皇大神宮別宮の瀧原宮― (講師:岡田 登) 天照大神の御魂を祭る遥宮と称する皇大神宮(内宮)別宮の瀧原宮・並宮の宮域西端を熊野古道が通過しています。この道は、瀧原宮への内宮神主が祭祀のために赴く道です。宮域周辺には 48 カ所の滝(滝つ瀬)があり、古代には修行僧が神官の宿所に同宿していました。江戸時代には、瀧原宮にも信仰を伝える御師がおり、熊野信仰との係わりについてお話しします。
3 10/19 なぜ日本人は伊勢と熊野をめざすのか ―熊野古道伊勢路に伝わる神話・伝承と信仰― (講師:池田 雅之) 熊野古道伊勢路地にいまだ息づく神話・伝承に触れながら、そのダイナミックな自然と信仰について語ります。またフランスとスペインを繋ぐ巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラを取り上げ、熊野の信仰と文化の違いについても指摘します。

備考

◆本講座は、(一社)東紀州地域振興公社の協力講座です。

講師紹介

稲田 美織
写真家・文筆家
多摩美術大学卒。1995年、ハーバード大学にて写真家として個展デビュー。のち国連、イスラエル美術館、東京国立博物館等で展覧会を開催。伊勢志摩サミットG7で伊勢神宮の英文公式本を作成。著作に「旅する皇女倭姫命」、「水と森の聖地 伊勢神宮」(小学館文庫)、「奇跡に出逢える世界の聖地」「日月巡礼 出羽三山」(共に写真集、小学館)ほか。
岡田 登
皇學館大学名誉教授
1952年三重県生まれ。皇學館大學文学部国史学科卒業後、同大学院文学研究科国史学専攻博士課程中退。専門分野は、日本考古学・日本古代史・伊勢大神宮史。著書に『伊勢市史』考古編(共著・伊勢市)・『大倭(日本)国家の成立と伊勢の大神宮』(登龍舎)などがある。
池田 雅之
早稲田大学名誉教授
専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『小泉八雲 日本美と霊性の発見者』(角川ソフィア文庫)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)、『熊野から読み解く記紀神話』(扶桑社新書)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影Ⅱ』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。

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