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「新たな中華」の誕生―鮮卑拓跋の歴史
松下 憲一(愛知学院大学教授)
曜日 | 木曜日 |
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時間 | 13:00~14:30 |
日程 |
全5回
・04月25日 ~
06月13日 (日程詳細) 04/25, 05/09, 05/23, 05/30, 06/13 |
コード | 710306 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
・中国史に対する理解を深める。
・中国史における遊牧民の役割について理解を深める。
・中国の社会文化における遊牧民の影響について理解を深める。
講義概要
中国の歴史において、遊牧民の果たした役割を4〜6世紀に活動した鮮卑拓跋部を中心に概説する。秦漢と隋唐にはさまれた魏晋南北朝時代は、五胡と総称される遊牧民によって仏教に代表される新たな文化が持ち込まれ、中国社会に定着した。遊牧民たちは中国社会をどのように治めたのかを鮮卑拓跋部が建国した北魏を中心に解説する。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 04/25 | 拓跋部のはじまり | 遊牧民に関する基礎知識を解説したうえで、鮮卑拓跋部のはじまりについて北魏の歴史書『魏書』の記述を検討しながら明らかにしていく。 |
2 | 05/09 | 拓跋部族国家 | 3世紀中頃の部族国家の建国から4世紀末の北魏建国までの拓跋部の動向にせまる。拓跋部がどのように周辺の部族を統合していったのか、その実態を明らかにする。 |
3 | 05/23 | 北魏前期の社会 | 4世紀末の皇帝即位から5世紀末の孝文帝の洛陽遷都までの拓跋部の動向にせまる。遊牧民である拓跋部がいかにして農耕民の漢人を統治したのか、その実態を明らかにする。 |
4 | 05/30 | 孝文帝の漢化政策 | 5世紀末、洛陽に遷都してから6世紀前半に東西に分裂するまでの拓跋部の動向にせまる。孝文帝の漢化政策の実態、北魏を滅亡へと導き、次代の英雄を生み出した六鎮の乱はなぜ起きたのか、その実態にせまる。 |
5 | 06/13 | 新たな中華の誕生 | この時期に中国に持ち込まれた新たな文化(仏教・イス・麺)について具体的に取り上げて解説する。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は6月20日(木)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
◆3/16/(土) 11:00 より本講座の無料体験講座を実施します。
◆無料体験講座お申込みはこちらから。https://www1.ex-
waseda.jp/online/ 「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。
備考
無料体験会での本講座の様子を公開しました。5分程度の動画です。
再生すると音が出ます。視聴の際はご注意ください。
講師紹介
- 松下 憲一
- 愛知学院大学教授
- 静岡県生まれ。博士(文学・北海道大学)。専門分野は北魏の政治・社会史で、遊牧民による中国統治について関心がある。著書として『北魏胡族体制論』(北海道大学出版会)、『中華を生んだ遊牧民』(講談社)がある。