ジャンル 世界を知る

オンデマンド

【オンデマンド】中世ヨーロッパの歴史 キリスト教社会と知

  • 秋講座

鈴木 喜晴(早稲田大学講師)

コード 930303
定員 25名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 19,800
ビジター価格 受講料 ¥ 19,800

目標

・中世西ヨーロッパの社会構造を理解する。
・キリスト教と教会が諸権力の結び目として果たした役割を考察する。
・「知」への関心がどのように発展し新しい制度を生み出したのかを学ぶ。

講義概要

本授業は2023年度春・秋学期の内容から継続のかたちになっていますが、初めて参加される方でもわかりやすい授業を心がけています。
2023年度秋学期は、13世紀の知的環境と「大学」の成立について詳しく見ていきました。今回は1270年代頃からの諸問題を取り扱います。このころ大学制度も安定し、教会への人材供給が軌道に乗る一方、一方では王権が発達し、教会の優位も次第に揺らいでいきます。それに合わせて、従来とは異なったレベルでの教会への批判が、特に政治思想の形をとってあらわれるようになっていきました。授業では主にこの変化について、教皇をとりまく具体的な情勢とも絡めながら論じていきたいと思います。

各回の講義予定

講座内容
1 ガイダンス:1270年代までの状況(前学期の復習と基礎知識)  
2 教皇とシュタウフェン朝の皇帝たち:聖俗両権の知的土台  
3 転換点としての第2回リヨン公会議(1274)  
4 フランス王国と学校人  
5 イタリアの新しい政治思想  
6 托鉢修道会と司教座  
7 アナーニへの道:権力に奉仕する学識者たち  
8 「清貧問題」と教会批判(1)  
9 「清貧問題」と教会批判(2)  
10 アヴィニヨン教皇時代へ  

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2024/08/27)から学期終了翌月末(2025/01/31)までになります。一般申込開始(2023/08/27)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2024年度 春期 「【対面+オンラインのハイブリッド】中世ヨーロッパの歴史」 (04/03〜06/19 水曜日、全10回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

鈴木 喜晴
早稲田大学講師
1973年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、早稲田大学本庄高等学院講師(世界史)、早稲田大学講師(西欧中世史)。
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