ジャンル 芸術の世界

早稲田校

ユーラシアの黄金遺宝―その装飾文様をたずねて

  • 春講座

松平 美和子(元駒澤大学講師、美術交流史研究家)

曜日 火曜日
時間 10:40~12:10
日程 全8回 ・04月08日 ~ 06月10日
(日程詳細)
04/08, 04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/03, 06/10
コード 110412
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・ユーラシア黄金遺宝とその装飾文様の特徴を理解する。
・年表や地図、用語集などを載せた資料で遺宝や文様の背景を知る。
・黄金遺宝の装飾文様を通して各民族の美意識を理解する。

講義概要

古今東西、人は燦然と輝く黄金に魅了されてきました。ユーラシアのアルタイ地方、南シベリア、黒海沿岸には古くからシルクロードの草原ルートを経由する「黄金の道」があったといわれます。大草原を舞台に活躍した遊牧民のリーダーたちの墓からは多くの黄金遺宝が発見されています。本講座では、ユーラシア8カ所の黄金コレクションが発見された経緯や歴史を見ながら、出土した黄金遺宝やその美しい装飾文様を大きく教室のスクリーンに映し、文様の美しさと黄金の煌めきを味わいたいと思います。また、黄金細工に象嵌されるトルコ石やラピスラズリなど、美しい宝石や装飾技術にも触れていきます。開催中の美術展も適宜紹介していく予定です。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/08 ユーラシアの黄金遺宝 今回とりあげるユーラシア8カ所の黄金コレクションの概要を説明します。最初に取り上げるのは紀元前3千年紀のウルの黄金遺宝で、黄金とともに使われた美しい青い宝石ラピスラズリの歴史もお話しします。
2 04/15 ジヴィエの遺宝 イラン・クルディスタンの小村で突然発見された青銅製の箱の中からは、スキタイ風の動物文様が施された金銀製品が多数出てきました。発見の経緯やその後の遺宝の状態を詳しく解説します。
3 04/22 ピョートル大帝のシベリア・コレクション エルミタージュ美術館が世界に誇る黄金コレクション。ピョートル大帝はなぜ急に黄金遺宝収集を望んだのでしょうか?その命に従って黄金を集めた人々の苦労に触れながら黄金遺宝の詳細を見ていきます。
4 05/13 ウクライナのスキタイ黄金コレクション 現在、戦火の中で守られている黒海沿岸出土のスキタイ黄金コレクション。ウクライナ国立歴史宝物博物館の黄金遺宝に、ウクライナ民族の魂を感じたいと思います。
5 05/20 カザフスタンの黄金人間 1969年発見のイッシク古墳の黄金で覆われた人物。頭の被り物をはじめ、黄金の服飾品がほぼ葬られた状態のまま残っていました。どこにどのように黄金の服飾品が飾られていたのか、その装飾文様とともに解説していきます。
6 05/27 アフガニスタン  ティリヤ・テぺの黄金遺宝 1978年に発見された「黄金の塚」の6基の墓の夥しい黄金の装身具。発掘が行われた翌年からソ連侵攻が始まり、宝物は数奇な運命をたどります。日本の藤ノ木古墳とも関係がある黄金の冠はじめ、装飾文様の東西交流を考えていきます。
7 06/03 サルマタイの黄金遺宝 前1世紀から後1世紀に黒海沿岸地域を支配したサルマタイ王国のトルコ石やザクロ石を象嵌した多色装飾の動物文様を見ていきます。また近年発見されたフィリッポフカの金の鹿像にも触れたいと思います。
8 06/10 トラキアの黄金遺宝 現在のブルガリア南東部を中心に栄えた黄金文化。一連のセットで土の中に埋められた黄金製品はアレクサンドロス大王の征服直前に地中に隠された財宝だとも言われます。謎に包まれたトラキア黄金遺宝を見ていきましょう。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6月17日火曜を予定しています。
◆スクリーンに画像を映すため教室を暗くしますので、必要な方はペンライトをお持ち下さい。

講師紹介

松平 美和子
元駒澤大学講師、美術交流史研究家
東京生まれ。東京教育大学芸術学修士課程、筑波大学芸術学博士課程で東西美術交流史を学ぶ。駒澤大学・成蹊大学で西域美術史・文化交流史などを担当。著書に『シルクロード美術鑑賞への誘い』、編著に『シルクロード美術展カタログ内容総覧』(ともに芙蓉書房出版)がある。

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