ジャンル 芸術の世界

早稲田校

徹底解説!巨匠たちと巡るジャポニスム 印象派、ポスト印象派の画家を中心に

  • 春講座

平松 洋(美術評論家、フリーキュレーター)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全6回 ・04月09日 ~ 05月28日
(日程詳細)
04/09, 04/16, 04/23, 05/07, 05/21, 05/28
コード 110430
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・日本の美術が西洋に多大な影響をあたえたジャポニスムの歴史とその本質を学んでいきます。
・印象派とその周辺の画家の作品を取り上げ、ジャポニスムの影響を具体的に考察、理解します。
・マネ、モネ、ドガ、カサット、ゴーギャン、ゴッホを中心に周辺の画家への影響も把握します。
・19世紀後半から20世紀初頭までの西洋美術の流れをジャポニスムの観点から再認識します。

講義概要

今年の大河ドラマは、浮世絵に関わった蔦屋重三郎が主人公ですが、日本の刷物が西洋美術に与えた影響は計り知れません。また、この4月には万博が開催されますが、19世紀後半に開催された万博が日本ブームを巻き起こしたのです。こうして誕生した西洋美術の一大潮流が「ジャポニスム」でした。本講座では、ジャポニスムの本質を改めて問い直すとともに、マネ、モネ、ドガ、カサット、ゴーギャン、ゴッホといった印象派とその周辺の画家たちの作品を中心に辿ることで、その影響を解き明かしていきます。蔦重の夢が語られ、万博が開催される今だからこそ、日本文化が西欧世界に「べらぼう」な影響を与えたジャポニスムの本質を学んでみませんか?

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/09 エドゥアール・マネとジャポネズリー/プレ印象派は、プレジャポニスム?! 印象派グループの前身となったバティニョール派の中心人物がマネでした。いわばプレ印象派ともいえる画家で、印象派の画家たちと同じく、日本美術の影響を受けています。彼の作品とともに、ジャポネズリーとジャポニスムの違いを明らかにしていきます。
2 04/16 クロード・モネとジャポニスム/印象派の巨匠は、北斎の好敵手?! モネは約300点の浮世絵を所有していて、同時代の美術評論家アストリュックをして、「忠実なる北斎の好敵手」と言わしめたほどに、その画法には日本美術の影響が明らかです。収集した浮世絵との作品比較により、モネへのジャポニスムの影響を解明します。
3 04/23 エドガー・ドガとジャポニスム/ドガの人体表現は、北斎漫画から?! モネのジャポニスムが、風景を中心とした自然への眼差し(構図や色面構成)に影響を与えていたのに対して、ドガの場合は、人物のとらえ方に影響を与えています。なかでも、ドガが描いた踊り子たちに影響を与えたとされる『北斎漫画』を中心に考察します。
4 05/07 メアリー・カサットとジャポニスム/たおやかな女性の仕草は、歌麿ゆずり?! 米国出身のカサットは、渡仏後、ドガの勧めで印象派展に参加します。浮世絵に影響をうけて版画も制作し、そのたおやかな女性の表現には、歌麿の影響が見て取れます。彼女とともに、ホイッスラー等、同じ米国出身者のジャポニスムについても検討します。
5 05/21 ポール・ゴーギャンとジャポニスム/総合主義とナビ派は、ジャポニスム由来?! ピサロやドガに出合い、印象派展に参加したゴーギャンは、ベルナールとともに総合主義を立ち上げます。その極端な平面化と色面構成は、ジャポニスムの影響を感じさせます。彼の造形思想を受け継いだナビ派の画家たちとともに、日本美術の影響を考察します。
6 05/28 フィンセント・ファン・ゴッホとジャポニスム/その作風は、浮世絵の昇華?! ゴッホは、パリに出て浮世絵に対する関心を高め、模写や画中画に浮世絵を描くとともに、大胆で明るい画面に変わっていきます。さらには、日本に喩えた南仏アルルに赴き、独自の作風を展開するのですが、その作品に昇華された浮世絵の影響を徹底解説します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は、浮世絵等の日本美術と西洋絵画を投影しながら比較、解説していく講座なので、どなたでも受講可能です。
◆プレ印象派から印象派、ポスト印象派、ナビ派まで、幅広い作品を取り上げますが事前知識は必要ありません。
◆美術用語や専門的な術語についても、詳細な解説および資料をご用意いたしますので、美術の知識がなくても大丈夫です。
◆休講が発生した場合の補講日は6月4日(水)を予定しています。

講師紹介

平松 洋
美術評論家、フリーキュレーター
1962年岡山生まれ。企業美術館学芸員として数多くの展覧会を手がける。その後フリーランスとなり、国際展や企画展のチーフ・キュレーターとして活躍。現在は、主に執筆活動を行い、美術書を刊行。『西洋絵画入門! いわくつきの美女たち』『奇想の天才絵師 歌川国芳』『最後の浮世絵師 月岡芳年』『名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑』『〈名画〉絶世の美女シリーズ』『誘う絵』他、海外3カ国地域での翻訳出版を含めると著作は50冊を超える。
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