ジャンル 人間の探求
早稲田校
弥勒経とユートピア ガンダーラから敦煌、龍門、曇岡、朝鮮、日本まで
田中 成明(国際マンダラ協会会長、エッセイスト)
曜日 | 月曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全9回
・04月07日 ~
06月16日 (日程詳細) 04/07, 04/14, 04/21, 05/12, 05/19, 05/26, 06/02, 06/09, 06/16 |
コード | 110512 |
定員 | 41名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 26,730 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 30,739 |
目標
・未来仏の弥勒を知る
・弥勒は東西文明交流のシンボル
・三部経の中の下生経の理解を深める
講義概要
アレキサンダー大王軍がインドに侵攻し、ギリシャ兵がバクトリアに駐留し、ギリシャ、ぺルシャ、インドの文明が交流した。現在のパキスタン・アフガニスタンはガンダーラ仏像発祥の地で、ゾロアスター教の影響を受けて弥勒が出現した。古代ガンダーラあたりから弥勒仏が中国に伝来し、朝鮮半島より日本に弥勒仏像がもたらされ、奈良仏教は弥勒信仰が興った。平安時代の天台宗、真言宗の最澄も空海も弥勒信仰者で、鎌倉時代には明恵や貞慶が「ブッダに帰れ!」と提唱し、弥勒信仰を広めた。しかし浄土門の法然、親鸞、一遍などは阿弥陀信仰であった。弥勒信仰は江戸末期から大本教、霊友会などの新興宗教に展開された。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 04/07 | 弥勒三部経 | 弥勒下生成仏経のあらすじ 後秦鳩摩羅什訳 |
2 | 04/14 | インド・ガンダーラ | 弥勒信仰とバーミヤン大仏像 ガンダーラ仏像における弥勒像 |
3 | 04/21 | 中国の弥勒信仰 | 弥勒信仰と中国文化 道安の弥勒信仰と法顕三蔵、玄奘三蔵 |
4 | 05/12 | 朝鮮の弥勒信仰 | 弥勒信仰と朝鮮文化 花郎集団の活躍 |
5 | 05/19 | 日本の弥勒信仰 | 弥勒仏と奈良仏教 興福寺、元興寺、法隆寺の法相宗と弥勒 |
6 | 05/26 | 平安時代の弥勒仏 | 平安期の弥勒信仰 天台宗と真言宗の最澄、空海の信仰 |
7 | 06/02 | 鎌倉時代の弥勒仏 | 鎌倉時代の弥勒信仰 明恵と貞慶の弥勒信仰 |
8 | 06/09 | 極楽か天国か? | 浄土門と兜率天信仰 |
9 | 06/16 | ミロクの世 | ミロクの世(富士信仰) エエジャナイカの運動、大本教、霊友会など |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆資料はプリントを配付します。
講師紹介
- 田中 成明
- 国際マンダラ協会会長、エッセイスト
- 1947年生まれ。嵯峨伝灯学院卒。1968年別格本山金剛寺で出家得度。大本山大覚寺で学ぶ。1970年から1975年までインドで修行、帰国後大本山薬師寺で法相宗を学ぶ。1978年渡米、ニューヨークに曼荼羅寺開設。1982年からEU10ヶ国に伝道し欧米の大学で仏教と書道の講座をもった。著書『神通力』『密教の神髄』『虚空藏求聞持法』など多数。書家。