ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

江戸文化に日本をみる―民俗学の視点から 江戸東京のパワースポット

  • 夏講座

滝口 正哉(立教大学特任准教授)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全6回 ・07月23日 ~ 09月03日
(日程詳細)
07/23, 07/30, 08/06, 08/20, 08/27, 09/03
コード 120240
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・江戸文化を信仰の側面から理解する視点を身につける。
・現在にも受け継がれている文化や風習を知り、江戸文化との連続性への理解を深める。

講義概要

本講座では、かつて日本の日常生活に当然のように存在していた習慣や事象を分析し、それらを通して私たちに受け継がれてきた生活文化の意味や社会的役割を考察する学問である民俗学の視点から、江戸の文化を読み解いていきます。なかでも江戸の町人世界と寺社との関係性や信仰のあり方に注目し、今回は江戸東京のパワースポットを取り上げながら、江戸文化が現在にどのように受け継がれてきたのか、さまざまな具体的事例をもとに考察していきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/23 江戸の願掛け31選 江戸の代表的な願掛けスポットを紹介した『願懸重宝記』を読み解きながら、江戸の願掛け信仰について述べていきます。
2 07/30 笠森お仙の実像 錦絵の創始者鈴木春信によって描かれた美人画として有名な「笠森お仙」は、田沼時代の願掛けと深い関係があったことについて述べていきます。
3 08/06 流行神とパワースポット 御利益があるとして噂になり、急に特定の神仏への参拝が流行する現象について述べていきます。
4 08/20 厄除け・魔除けのパワースポット 厄除け・魔除けで知られる寺社について紹介し、その実態や役割について述べていきます。
5 08/27 開運・金運のパワースポット 開運・金運で知られる寺社について紹介し、その実態や役割について述べていきます。
6 09/03 浅草寺とパワースポット 浅草寺境内にはさまざまな神仏があり、江戸時代から現在に至るまで、さまざまな信仰を集めています。今回はその実態をご紹介します。

講師紹介

滝口 正哉
立教大学特任准教授
早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(文学)。専門は近世都市史・文化史・博物館学。著書に『千社札にみる江戸の社会』(同成社)、『江戸の社会と御免富─富くじ・寺社・庶民─』(岩田書院)、『江戸の祭礼と寺社文化』(同成社)。編著に『赤坂氷川神社の歴史と文化』(都市出版)、『郷土史大系6 宗教・教育・芸能・地域文化』(朝倉書店)、『江戸の庶民文化』(岩田書院)。
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