ジャンル 芸術の世界

早稲田校

もう一つの仏像鑑賞法―国宝仏を堪能する 平安仏のもう一つの顔

  • 夏講座

村松 哲文(駒澤大学長・教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全2回 ・07月19日 ~ 07月26日
(日程詳細)
07/19, 07/26
コード 120417
定員 88名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・平安時代前期と後期の仏像様式の違いについて、見極められるようになることを目標とし、その相違を生み出した謎に迫ります。

講義概要

平安時代の仏像を鑑賞する際に、前期と後期という区分で考えると分かりやすくなります。平安時代前期は、密教が伝来し不動明王像など、新たな密教系の仏像が制作されました。また、一木造の仏像が流行したことも特筆すべきことです。いっぽうで、平安時代後期には、和様化した仏像が誕生し、阿弥陀如来の造像が盛んになります。さらに完成された寄木造が流行します。
こうした中で日本人は、どのような仏像を求めて発願し、仏像に手を合わせていたのでしょうか。この講座では、平安時代という時代性を考えながら、仏像が制作された背景に迫ります。そこから見えてくる仏像のもう一つの顔について、受講生の皆さんと堪能したいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/19 平安時代前期の国宝仏 室生寺釈迦如来立像、東寺講堂諸尊像など、その特徴と制作背景に迫ります。
2 07/26 平安時代後期の国宝仏 仁和寺薬師如来坐像、法界寺阿弥陀如来坐像など、日本人好みの仏像について考察します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合、補講日は8月23日(土)を予定しています。
◆講義資料を毎回配付して、映像を鑑賞しながら授業を進めます。

講師紹介

村松 哲文
駒澤大学長・教授
1967年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学會津八一記念博物館を経て現職。専門は仏教美術史、禅美術。著書『アイドルと旅する仏像の世界』(NHK出版)、『関東 会いに行きたい仏さま』(NHK出版)『駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門』(集英社新書)、『体感する仏像』(NHK出版)、『超図解 仏像大事典』(朝日新聞出版)など。
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