ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

生成AIの衝撃!人工知能時代をどう生きるか?

  • 夏講座

室山 哲也(日本科学技術ジャーナリスト会議会長、元NHK解説主幹)

曜日 土曜日
時間 13:10~18:10 ※途中休憩をはさみます。
日程 全1回 ・07月26日 ~ 07月26日
(日程詳細)
07/26
コード 120784
定員 41名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・生成AIの急激な進化の現状と今後の向き合い方について、人間の脳との比較も交えながら考える。
・そのためには脳の仕組みを理解する必要がある。脳についての最先端研究も交え解説する。
・やがてAIは、アンドロイドなどのロボットの時代に搭載され、人間社会の場に存在し始める。その時人間はどうすべきか? イーロン・マスクなどが開発中の、サイボーグ技術の状況も交えながら未来の人類社会の在り方について考える。

講義概要

ChatGPTをはじめ、AIの急激な進化が社会を大きく揺さぶっています。また今後AIは、ロボットと連動し、私たちの生活の隅々に、さらに入り込んでくるともいわれています。今後、私たちはロボットやAIといった未来型テクノロジーに、どう向き合っていけばいいのでしょうか? 人間の脳と心、そして体の仕組みを理解し、その延長上にあるといわれる人工知能やロボットとの関係を、整理しなおしていきます。今後、私たちはAIやロボットに対してどのように向き合い、「人間らしく」生きていけばいいのでしょうか?最新の科学的研究の情報を織り交ぜながら、人工知能時代の生き方とはなにかについて考えたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/26 生成AIの衝撃!人工知能時代をどう生きるか? (1)「これが”天然脳”だ!〜脳と心の神秘な世界〜」
AI時代に突入した今、「人間とは何か」という問いが重要です。人間は「生き物」、AIは「死に物」。生物としての人間の脳の仕組みを知れば、AIに向き合い、最強のコンビとなっていくことができます。人間の脳は「天然脳」。脳がもつ五感(見る、聞く、触る、味わう、嗅ぐ)や、創造力や直観力、無意識のメカニズムなど、驚異の能力を兼ね備えています。人間の脳の仕組みはどうなっているのでしょうか?「脳と心の不思議な世界」を、最新科学の成果と実例を織り交ぜながらお話ししていきます。
(2)「人工知能 天使か悪魔か」
チャットGPTに見られるように、AIの急激な進化が、社会を大きく揺さぶっています。特に今年はAIエージェントが姿を現し始めます。AIによって、私たちの暮らしは、ますます便利になる一方、既存の雇用を奪うなど、負の側面も明らかになってきました。AIは今後、どこまで進化していくのでしょうか?私たちはAIにどのように向き合っていけばいいのでしょうか?AI研究の最前線の動きをお伝えしつつ、人間の脳とAIの違いなどの視点も交えながら、AIのメカニズムや能力をお見せし、人工知能時代の生き方の処方箋について、お話しします。
(3)「ロボットと人間の不思議な関係」
AIはやがてロボットに搭載され、私たちの生活の現場に現れます。ヒューマノイド、アンドロイドなど「人間に酷似した」ロボットにAIが搭載され、私達の生活の場に入ってくるのです。夢のようなパートナー?しかし一方では、誤作動やテロによる危機管理の問題など、様々な課題も指摘されています。私たちは今後、どのようにロボットと共存していけばいいのでしょうか?人体とAIが融合する「BMI」などの、最新研究も交え、現状と課題をわかりやすくお話しします。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。
◆本講座は、これまでの同講師の講座の内容をもとに、その後の知見を加えてお話しします。

講師紹介

室山 哲也
日本科学技術ジャーナリスト会議会長、元NHK解説主幹
1976年NHK入局。「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」のCP、解説主幹を経て、2018年定年。科学技術、生命・脳科学、環境、宇宙工学などを中心に論説。モンテカルロ国際映像祭金獅子賞・放送文化基金賞ほか多数受賞。日本科学技術ジャーナリスト会議会長。元大正大学客員教授、元東京都市大学特別教授。

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