ジャンル 世界を知る

中野校

アメリカのいちばん長い戦争 20世紀編

  • 夏講座

生井 英考(立教大学アメリカ研究所員、上智大学アメリカ・カナダ研究所客員研究員)

曜日 水曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・07月23日 ~ 09月03日
(日程詳細)
07/23, 07/30, 08/06, 08/20, 08/27, 09/03
コード 320301
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・アメリカの現代史を本格的に理解する。
・現代のアメリカと世界の状況を考える。
・これからのアメリカと日本と世界を考える。
以上、3つの点をふくむ入門的な講義と討論をめざします。

講義概要

「アメリカのいちばん長い戦争」(the longest wars in American history)はヴェトナム戦争とアフガン戦争のふたつですが、この講座の主題は単にふたつの古い戦争について学ぶことではありません。これらのあいだに起こったアメリカの政治・社会的な変転をたどることによって、いま現在のアメリカ(と世界)の「分断」や「分極化」のいわれを知り、また今後の未来への示唆を得ることになるでしょう。今回のシリーズでは20世紀の終わりまでを舞台に問題を深く掘ってみましょう。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/23 現代アメリカの問題点 トランプ政権が発足して半年余り。このシラバスを書いている時点では、どんな政治社会情勢になっているかわかりません。このクラスで念頭に置くべき時代認識をみなさんとともに考えます。
2 07/30 ヴェトナム敗戦後の時代 主眼となるのは1970年代。ヴェトナム戦争の最末期から戦後にかけての政治状況が残した問題について考えます。
3 08/06 癒しの時代の逆説 1980年代はレーガン政権の時代、そして「癒し」が流行語になった時代です。この時期の逆説について考えます。
4 08/20 アメリカ映画のテクスト分析01 1980年代はヴェトナム戦争映画が多数制作されました。いまもよく知られた映画の多くがこのなかに含まれます。ここでは具体的に作品をとりあげて本格的なテクスト分析を試みます。
5 08/27 ポスト冷戦期の世界 1990年代は冷戦終結後という世界情勢を背景に、世界経済のグローバル化が進展する一方で湾岸戦争、天安門事件、旧ユーゴ紛争、米越国交正常化などのできごとが相次ぎました。「9,11」テロの前の時代を改めて振り返り、今日につづく状況を精査しましょう。
6 09/03 アメリカ映画のテクスト分析02 ここまでの20世紀史を総括することを目的に、もうひとつ具体的な映画作品を素材にテクスト分析を試みます。

テキスト

テキスト
生井英考『アメリカのいちばん長い戦争』(集英社新書)(ISBN:978-4087213621)

講師紹介

生井 英考
立教大学アメリカ研究所員、上智大学アメリカ・カナダ研究所客員研究員
2020年3月まで立教大学社会学部教授。定年後は朝日新聞書評委員などをつとめる。慶応義塾大学文学部時代の専攻は日本民俗学。その後、映像人類学に転じ、ヴェトナム戦争とその後の社会変容についてのリサーチを通して、学際分野としてのアメリカ研究が専門となった。

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