ジャンル 芸術の世界

中野校

世界の民族音楽―音楽で世界を旅しよう

  • 夏講座

早稲田 みな子(国立音楽大学教授、早稲田大学・慶応義塾大学講師)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全3回 ・08月05日 ~ 08月26日
(日程詳細)
08/05, 08/19, 08/26
コード 320410
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 9,928
ビジター価格 受講料 ¥ 11,264

目標

・音楽文化の多様性について知見を深め、暗黙の了解となっている概念や価値観を再考する。
・音楽と歴史・社会・民族・宗教等の諸要素との相互関係について学ぶ。
・音階、リズム、楽器など、音楽を構成する要素の異文化間での同異について知る。

講義概要

世界の様々な音楽について、構造、声や楽器の特徴、文化的・社会的背景など、多様な観点から学びます。ゲストによる実演と豊富な視聴覚資料を通じて、世界の音楽に対する視野を広げ、異文化への関心と理解を深めることを目指します。楽譜が読めなくても大丈夫です。今回は最終回にゲストをお招きし、ハワイの舞踊、フラの過去と現在、日本における受容等について、実演を交えてお話を聞かせていただきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/05 音楽体系の多様性〜ジャワ島のガムラン音楽 鉄琴系の楽器を中心としたインドネシアの合奏音楽、ガムランは、地域により様々なスタイルがあります。この授業では、ジャワ島の宮廷音楽として発展したガムランを取り上げ、西洋音楽とは全く異なるリズム構造や音階について学びます。またガムランとともに演じられる影絵芝居、ワヤン・クリッや現代ガムランにも触れます。
2 08/19 観光と芸能〜バリ島とハワイを例に バリ島(インドネシア)とハワイは、共に「南の楽園」というイメージとともに観光業が発展しました。重要な観光資源の一つが芸能です。バリ島とハワイの芸能は、観光からどのような影響を受けながら発展したのでしょうか。いくつかのジャンルを取り上げ、その特徴について紹介します。
3 08/26 フラの歴史と現在 ハワイの伝統舞踊、フラを現地で本格的に学び、ダンサー、シンガー、そしてフラ・スタジオの主催者として活躍する古賀まみ奈先生をお迎えし、フラの歴史と展開、フラの音楽、日本におけるフラの普及と特徴などについて、実演とご自身の体験を交えてお話いただきます。

講師紹介

早稲田 みな子
国立音楽大学教授、早稲田大学・慶応義塾大学講師
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業後、インディアナ大学ブルーミントン校で音楽学修士号、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で音楽学博士号取得。専門分野は音楽民族学。主な著作に『アメリカ日系社会の音楽文化――越境者たちの百年史』(共和国 2022年、第40回田邉尚夫賞受賞)、 共著に『日系文化を編み直す――歴史・文芸・接触』(ミネルヴァ書房 2017年)、『発表会文化論――アマチュアの表現活動を問う』(青弓社 2015年)、『民謡からみた世界音楽――うたの地脈を探る』(ミネルヴァ書房 2012年)などがある。

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