ジャンル 文学の心
早稲田校
『南総里見八犬伝』を読む
播本 眞一(大東文化大学名誉教授)
曜日 | 木曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全6回
・04月17日 ~
05月29日 (日程詳細) 04/17, 04/24, 05/08, 05/15, 05/22, 05/29 |
コード | 110113 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・八犬伝著者の曲亭馬琴の概略を知る。
・八犬伝の表紙・見返し・口絵・挿絵・本文の特質を理解する。
・八犬伝の構想やテーマについて理解を深める。
講義概要
曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』は、江戸時代後期の小説です。刊行は、1814年から1842年まで。全106冊、岩波文庫だと10冊の大長編。中国・日本の古典(経書や『水滸伝』『三国志演義』などの白話小説、神話・説話・軍記・和歌・俳諧・歌舞伎・浄瑠璃など)を下敷にしてつくられました。
本講座では、著者の馬琴について概説し、八犬伝がどのような物語なのか、あらすじを説明した上で、表紙・見返し・口絵・挿画・本文を読み解きながら、解説します。馬琴が下絵を描いた図像の解析を中心にして、娯楽性と思想性を合わせもつ八犬伝について理解を深めたいと思います。
テキストはプリントを配付いたします。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 04/17 | 馬琴・八犬伝の概略 | 著者の曲亭馬琴について概説し、 八犬伝のあらすじについて、物語の始めと終わりに焦点を当て解説します。 |
2 | 04/24 | 八犬伝の構想とテーマ | 八犬伝とはどのような物語なのか、八犬伝全体の構想・テーマについて私見を述べます。 |
3 | 05/08 | 八犬伝の表紙・見返しの概略、肇輯表紙・見返し・序文・口絵 | 表紙・見返しの全図像(それぞれ21)を概観し、 肇輯(第1輯)の表紙・見返し・序文・口絵について解説します。 |
4 | 05/15 | 八犬伝の文章 | 第十二回伏姫山籠りの場面を取りあげ、八犬伝の文章がもつ特色について解説します。 表層の文脈の背後に隠された文脈が潜んでいること、八犬伝の表現の多層性について説明します。 |
5 | 05/22 | 八犬伝第八輯上帙見返し・同第九輯下帙之上見返し | 第八輯上帙見返し図像の典拠、第九輯下帙之上見返し図像の典拠を解説します。 特に第九輯下帙之上見返しに「狗宝(ヱヌノタマ)」が描かれた理由について考えてみます。 |
6 | 05/29 | 八犬伝結局下編の表紙・同第百八十勝回下編大団円の挿絵「八犬仙山中遊戯図」 | 最後に出刊された結局下編の表紙の図像・同第百八十勝回下編大団円の挿絵「八犬仙山中遊戯図」の図像がもつ意味について、第十三回の挿画「肚を裂て伏姫八犬士を走らす」との関連をふまえて考察します。 |
講師紹介
- 播本 眞一
- 大東文化大学名誉教授
- 大阪府生まれ。博士(文学) 早稲田大学。専門分野は、日本近世文学。曲亭馬琴・『南総里見八犬伝』を中心に研究しています。教育歴は、大東文化大学を本務校とし、早稲田大学・同大学院、明治大学、白百合女子大学などで非常勤講師をつとめました。著書に『八犬伝・馬琴研究』(新典社)、『早稲田大学所蔵 合巻集覧 上』・『同 中』(青裳堂書店、共著)などがあります。