ジャンル 芸術の世界

早稲田校

女かぶき図を読む

  • 春講座

舘野 まりみ(早稲田大学講師)

曜日 土曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・04月05日 ~ 05月31日
(日程詳細)
04/05, 04/12, 04/19, 04/26, 05/10, 05/17, 05/24, 05/31
コード 110421
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・歌舞伎の祖である女かぶきの実態を絵画と文献史料から理解する。
・女かぶき図のうち初期の作品を、図像検討と文献史料検討の双方から読み解く力をつける。
・作品に込められた真の主題や機能を考察する。

講義概要

幼少期に地方から京に上り踊りを見せたお国は、庶民だけでなく多くの貴顕(皇親や貴族や有力武士)の支持を得ました。やがて成長したお国が新たに始めた芸は「かぶき」と呼ばれ評判を呼び、それを模倣した遊女たちによるかぶきはお国を凌駕するほどの人気となったのです。本講義で言う「女かぶき」とは、この両者(お国かぶきと遊女かぶき)を指します。女かぶきを題材にした絵画作品を丹念に見て、描かれた図像の持つ意味や、作品の注文主、鑑賞者、制作背景、絵師を探究し、今まで解き明かされてこなかった作品の真の主題や機能に迫ります。謎解きをするような楽しさをお伝えしたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/05 女かぶきとは(その1) 女かぶきが生まれた当時(十七世紀初頭)の京都の様子を絵画(「洛中洛外図」)によって概観する。
2 04/12 女かぶきとは(その2) お国のかぶきと遊女のかぶき、その誕生と展開を文献史料から読み、同時に絵画資料から両者の同異点を検討する。
3 04/19 『阿国歌舞伎図屏風』(京都国立博物館)を読む―単なる“歌舞伎鑑賞図”か?(その1) モチーフを詳細に検討し、提示方法の特徴を見つける。
4 04/26 『阿国歌舞伎図屏風』(京都国立博物館)を読む―単なる“歌舞伎鑑賞図”か?(その2) 文献史料と図像資料の検討から、制作背景、鑑賞者、注文主、画家を検討し、真の主題と作品の機能に迫る。
5 05/10 『清水寺遊楽図屏風』(MOA美術館)を読む―単なる”遊楽図“か?(その1) モチーフを詳細に検討し、提示方法の特徴を見つける。
6 05/17 『清水寺遊楽図屏風』(MOA美術館)を読む―単なる”遊楽図“か?(その2) 文献史料と図像資料の検討から、制作背景、鑑賞者、注文主、画家を検討し、真の主題と作品の機能に迫る。
7 05/24 『機織図屏風』(MOA美術館)と『桜下弾弦図屏風』(出光美術館)(その1) 女かぶき図とどのような関連があるのか?
8 05/31 『機織図屏風』(MOA美術館)と『桜下弾弦図屏風』(出光美術館)(その2) 両作品の図様は似ているのか、そして一双なのか?
講座全体のまとめ。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆3/8(土)13:30より本講座の無料体験講座を早稲田校で実施します。
◆無料体験講座お申し込みはこちらから。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/65264/

◆休講が発生した場合の補講日は6/7(土)を予定しています。
◆参考図書:舘野まりみ著『女かぶき図の研究』(2024、思文閣出版 ISBN:978-4784220748)

講師紹介

舘野 まりみ
早稲田大学講師
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。メトロポリタン美術館にて研究員、上智大学、東京国際大学にて講師。著書に『女かぶき図の研究』(思文閣出版)。論文「MOA美術館蔵「清水寺遊楽図屏風」に関する一考察」(『MUSEUM』680号)で國華奨励賞受賞、「出光美術館蔵「桜下弾弦図」をめぐるいくつかの問題」『風俗絵画の文化学Ⅲ』(思文閣出版)で早稲田大学美術史学会賞受賞、 Hideyoshi and Okuni’s Kabuki: Memories Preserved in a Screen Painting, CULTURAL IMPRINTSS: War and Memory in The Samurai Age(Cornell University Press)など。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店