ジャンル 世界を知る

早稲田校

食から読み解くインド史 ムガル帝国から現代まで

  • 春講座

井坂 理穂(東京大学教授)

曜日 月曜日
時間 15:05~16:35
日程 全6回 ・04月21日 ~ 06月02日
(日程詳細)
04/21, 04/28, 05/12, 05/19, 05/26, 06/02
コード 110314
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・インドの歴史・社会に関する大まかなイメージをつかみます。
・食をめぐる研究の幅広さや奥深さを感じ取り、食という切り口を用いることによって、歴史・社会についてどのようなことがみえてくるのかを考えます。

講義概要

本講座では、食という切り口から、ムガル帝国の時代から現代にかけてのインド史を考察します。何をどのように食べるのかをめぐって、人々が模索し、議論する様子に着目しながら、それぞれ時代の事例から浮かび上がる人々の自己認識・他者認識や社会変容のありさまを探ります。授業のなかでは、随時、関連する一次史料を各自で解釈したり、映像や画像を分析するなどの作業を取り入れる予定です。食材や料理法、食をめぐる慣習に関して、各々の立場から試行錯誤する過去や現在の人々の姿を追いながら、「インド」という地域の特徴や、その歴史・社会への理解を深めていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/21 食からみたインド社会 インドの自然環境や、インド社会を理解するうえで重要な鍵となる地域性、言語、宗教、カーストについて、2回目以降の授業内容と関連づけながら説明します。
2 04/28 ムガル皇帝と食 ムガル帝国の宮廷料理やその変容について、一次史料を用いながら分析します。また、それらの背景にある当時の政治・社会のあり方を考察します。
3 05/12 植民地期インドのイギリス人社会と食 植民地期のインドに官僚・軍人としてイギリスから赴任した人々やその家族が、どのような食生活をしていたのかを探ります。彼らの残した回想録などを読みながら、当時の彼らの食卓や食をめぐる慣習からみえる植民地支配の特徴を考えます。
4 05/19 近代インド知識人たちと食 19世紀後半から20世紀前半にかけて、インド知識人たちの間で食をめぐってどのような模索・議論があったのかを、カースト、宗教、ジェンダー、ナショナリズムとの関連に着目しながら考察します。
5 05/26 「独立の父」ガーンディーと食 「インド独立の父」と呼ばれるM・K・ガーンディー(1869-1948)の食をめぐる見解を紹介しながら、それがガーンディーの政治・社会思想とどのように結びついていたのかを考えます。
6 06/02 現代インドの諸階層と食 現在、インドで食をめぐりどのような変化が起きているのか、それらの背景には何があるのかを、異なる社会集団や階層に属する人々の事例をもとに多角的に考察します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6月2日(月)を予定しています。
◆参考図書には『食から描くインド 近現代の社会変容とアイデンティティ』(井坂理穂・山根聡編、春風社、2019年)などがあります。授業中にも随所で内容を紹介しますので、購入・持参は必須ではありません。授業で用いる教材は、各回にプリントを配布します。

備考

※4月14日(月)は講師都合により休講となりました。補講は6月2日(月)に実施いたします。

講師紹介

井坂 理穂
東京大学教授
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻教授。専門は南アジア近代史。著書にLanguage, Identity, and Power in Modern India: Gujarat, c. 1850-1960 (Routledge, 2022)、共編著に『食から描くインド 近現代の社会変容とアイデンティティ』(春風社、2019年)、『現代インド5 周縁からの声』(東京大学出版会、2015年)、訳書にアミタヴ・ゴーシュ『シャドウ・ラインズ 語られなかったインド』(而立書房、2004年)などがある。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店