ジャンル 文学の心

早稲田校

【無料体験講座】魯迅vs村上春樹

藤井 省三(東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授)

曜日 金曜日
時間 10:00~11:00
日程 全1回 ・03月07日 ~ 03月07日
(日程詳細)
03/07
コード 119003
定員 100名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 0
ビジター価格 受講料 ¥ 0

講義概要

無料体験講座では、春学期当講座の以下の内容を概観します。

魯迅は第一作「狂人日記」(1918年)で語り手に食人の罪(妹の肉を食べた)を自覚させた後、贖罪(しょくざい)をテーマとする作品群を書きました。キリストを侮辱した罪により永遠に歩み続ける「さまよえるユダヤ人」伝説への共感を語ってもいます。贖罪のために書き続ける、という思想が魯迅文学の原点だったのです。
村上文学の原点は、エッセー『猫を棄てる』(2020年)で語られた歴史の記憶、すなわち彼の父の日中戦争従軍体験でした。村上が作家となり父の罪を贖(あがな)うに至る過程では、魯迅から大きな影響を受けています。本講座では魯迅文学と村上文学との系譜的関係を解読します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 03/07    

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座の有料講座は早稲田校で実施します。以下の URL より確認ください。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/65177/

備考

・会員以外の方が無料講座をお申し込みされる場合は、ビジターとしてお申し込みください。

講師紹介

藤井 省三
東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授
東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授、早稲田大学講師(2004―2022年度)、海外では南京大学海外人文資深教授等を務めた。専門分野は現代中国大陸・香港・台湾の文学と映画。著書に『村上春樹と魯迅そして中国』(早稲田新書)、『魯迅と日本文学』(東大出版会)、『魯迅と世界文学』、『21世紀の中国映画』(共に東方書店)、などがある。

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