ジャンル 文学の心
中野校
アガサ・クリスティの名作を読み解く 20世紀イギリスの田園風景を旅する
坂田 薫子(日本女子大学教授)
曜日 | 火曜日 |
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時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全3回
・08月05日 ~
08月26日 (日程詳細) 08/05, 08/19, 08/26 |
コード | 320126 |
定員 | 35名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 8,910 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 10,246 |
目標
・アガサ・クリスティのミステリー小説を楽しむ。
・20世紀イギリス文化の理解を深める。
・文学作品の読み解き方を学ぶ。
講義概要
50年以上にわたって執筆活動を続けたアガサ・クリスティのミステリー小説を物語の時代設定順に読んでいくと、移りゆくイギリスの様子、その中でも特に田園風景の移り変わりと、それに伴った人びとの生活様式の変化がはっきりと浮かび上がってきます。そこで本講座では、都会化していく田舎の様子、衰退していくカントリーハウスの様子を中心に、クリスティ作品に描かれた田園風景の変遷を読み解きます。講座ではパワーポイントを使用し、プリントを配付します。なお、あらすじを説明する時間がありませんので、講座開講日までにいくつか有名なクリスティ作品(翻訳で構いません)を読んでいただけると理解が深まります。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 08/05 | 1910年代後半から1930年代まで | 『スタイルズ荘の怪事件』から『ナイルに死す』まで、1910年代後半から1930年代を舞台にしたクリスティ作品を読み解きます。 |
2 | 08/19 | 1940年代から1950年代まで | 『カーテン』から『パディントン発4時50分』まで、1940年代と1950年代を舞台にしたクリスティ作品を読み解きます。 |
3 | 08/26 | 1960年代から1970年代まで | 『鏡は横にひび割れて』から『復讐の女神』まで、1960年代と1970年代を舞台にしたクリスティ作品を読み解きます。 |
講師紹介
- 坂田 薫子
- 日本女子大学教授
- 専門は19世紀ヴィクトリア朝のイギリス文学・文化研究で、著書には『脇役たちの言い分――ジェイン・オースティンの小説を読む』(単著、音羽書房鶴見書店)、『怪物(モンスター)のトリセツ(取扱説明書)――ドラキュラのロンドン、ハリー・ポッターのイギリス』(単著、音羽書房鶴見書店)などがある。