ジャンル 人間の探求
早稲田校
映画の中の哲学 ダイジェスト
平尾 始(早稲田大学講師)

曜日 | 木曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全8回
・07月03日 ~
09月04日 (日程詳細) 07/03, 07/10, 07/17, 07/24, 07/31, 08/21, 08/28, 09/04 |
コード | 120503 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・だれもがよく知っている映画のテーマを深く掘り下げ、そこから現代人の直面している問題を明らかにします。
・映像芸術の表現を味わい、同時に人間性の様々な側面を考察します。
講義概要
「哲学」というと大変抽象的で難解な、かつ日常生活とは何の関係もないものと感じる人が多いかもしれません。しかし、哲学のテーマはどこにでもあります。本講座では名作映画を素材に、そこで取り扱われているテーマがいかなる意味をもつのか、現代人の生活と結びつけて考えていきます。時間の関係で映画は一部分を取り上げることになりますが、後で全編を見ていただければ感動がより一層深くなるでしょう。私たちの日常を見直すだけではなく、映画の見方も変わると思います。
今学期は「芸術と社会を考える」という観点から映画を観て考察したいと思います。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 07/03 | 「華麗なる激情」キャロル・リード監督 1965 | ルネサンスの巨匠ミケランジェロの生涯 |
2 | 07/10 | 「宮廷画家ゴヤは見た」ミロス・フォアマン監督 2006 | 戦争の時代に人間の闇を見つめたゴヤ |
3 | 07/17 | 「炎の人ゴッホ」ヴィンセント・ミネリ監督 1956 | 他者に理解されない苦しみを表現したゴッホ |
4 | 07/24 | 「アドルフの画集」メノ・メイエス監督 2002 | ナチズムの時代、芸術家が直面した問題とは |
5 | 07/31 | 「アマデウス」ミロス・フォアマン監督 1984 | モーツァルトのような天才は必ずしも幸福ではない |
6 | 08/21 | 「エディット・ピアフ 愛の讃歌」オリヴィエ・ダアン監督 2007 | 命を削って歌ったピアフ |
7 | 08/28 | 「ローズ」マーク・ライデル監督 1979 | 美しい宝石は泥の中に隠れている |
8 | 09/04 | 「オーケストラ!」ラデュ・ミヘイレアニュ監督 2009 | 社会主義の政権が倒れて失われたもの、残ったもの |
講師紹介
- 平尾 始
- 早稲田大学講師
- 1954年神戸市生まれ。早稲田大学大学院哲学専攻博士後期課程満期退学。早稲田大学では哲学・言語記号論・論理学などを担当.。武蔵野美大、中央美術学院(北京)などでも講義。産業カウンセラー。著書に『論理学のことが面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、『映画と二人連れ』(Amazon)など。