ジャンル 文学の心
早稲田校
万葉集の人生の歌を読む
内藤 明(早稲田大学名誉教授)
曜日 | 水曜日 |
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時間 | 15:05~16:35 |
日程 |
全10回
・09月24日 ~
11月26日 (日程詳細) 09/24, 10/01, 10/08, 10/15, 10/22, 10/29, 11/05, 11/12, 11/19, 11/26 |
コード | 130110 |
定員 | 30名 |
単位数 | 2 |
会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・万葉集の歌を読み、内容や時代背景を理解し、味わう。
・日本文学や日本文化への理解と興味を深め、現代の人間の生き方の指針を探る。
講義概要
昨年度は万葉集の季節の自然に関わる歌を、春学期は恋の歌を読んできた。今期は、恋の歌以外の、人生の諸相に関わる歌を読む。毎回プリントを配付して講義を行うので、とくべつな予備知識は必要ない。この世を生きる人間の生や命に関連する万葉集の詩歌や問題を考えながら、文学の発生と現在にも触れていきたい。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 09/24 | 歌と人生 事実と虚構 | 山上憶良の子らを思う歌ほか |
2 | 10/01 | 老いと無常 | 山上憶良の世間難住を哀れむ歌 大伴家持の世間の無常を悲しむ歌 |
3 | 10/08 | 生活と家族 | 山上憶良の貧窮問答歌 ほか |
4 | 10/15 | 大伴旅人の歌を読む | 酒を讃むる歌、望郷歌ほか |
5 | 10/22 | 老いと恋の歌を読む | |
6 | 10/29 | 旅の歌を読む | 柿本人麻呂と高市黒人 |
7 | 11/05 | 死と命の歌を読む | 天智天皇挽歌ほか |
8 | 11/12 | 防人の歌、行路死人の歌を読む | 別れと鎮魂 |
9 | 11/19 | 妻の死を悲しむ歌 | 憶良の日本挽歌 人麻呂の泣血哀慟歌 |
10 | 11/26 | 辞世の歌ほか 拾遺とまとめ |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆新規の方も歓迎します。
講師紹介
- 内藤 明
- 早稲田大学名誉教授
- 1954年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学院で学ぶ。専門分野は日本文学。定時制高校教諭、短大助教授を経て2023年度まで早稲田大学社会科学総合学術院教授。主な著書に『うたの生成・歌のゆくえ』『万葉集の古代と近代』『抒情の構造』、歌集に『斧と勾玉』『虚空の橋』『薄明の窓』『三年有半』など。