ジャンル 世界を知る

中野校

シルクロード再発見

  • 冬講座

井上 隆史(元NHK「新シルクロード」統括プロデューサー)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全4回 ・02月06日 ~ 03月06日
(日程詳細)
02/06, 02/13, 02/20, 03/06
コード 340302
定員 42名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・シルクロードの魅力を今世紀の新しい発掘と研究成果をもとに再発見していく。
・シルクロードブームとは何だったのか?その実像を確認し、検証する。

講義概要

1980年に放送されたNHK「シルクロード」は一大ブームを巻き起こしました。コロナ禍を経て、ビザなし渡航が復活した今、大きく変貌したシルクロードへの関心が再び高まっています。シルクロードにはまだまだ知られていない顔があります。河西回廊から天山北路を通り草原の道へ、また青海からチベットへ、パミールを超えてアフガニスタンへと向かう道でも、新しいシルクロードに出会えます。テレビドキュメンタリーの現場に立ち、また研究者の目で見つめ、再発見した魅力的な「シルクロード」を紹介します。
※2025年春講座の続編ですが、学期ごとに完結する内容ですので、初めての方もご受講いただけます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 02/06 河西回廊からカラホトへ 河西回廊とは、チベット高原北西端に接し、中国甘粛省を東西に伸びる交通路であり、南の祁連山脈と北の内モンゴルの砂漠に挟まれた回廊地帯である。古来シルクロードの重要な一部であり、東と西をそして南のチベットを結ぶ交通の要衝であった。武威はシルクロードを代表する「葡萄」の産地であり、世界的な評価の高い極上のワイン生産地にもなった。河西回廊の昔と今を見る。
2 02/13 草原の道をたどる ユーラシア大陸を貫く草原の道は、古くから東西交易の道として栄えていた。それはシルクロードが開かれるより二千年は早いとされる。天山山脈の北をたどる北新疆の草原の道、遊牧騎馬民族「突厥」の本拠地とされるバインブルク草原で、シルクロードの覇者となった騎馬民族の栄光の時代を照射する。
3 02/20 天空チベットへの道 青海省からチベットへ向かう道もまたシルクロードといえるかもしれない。青蔵高原を通り、広大なツァイダム盆地を経て、アルチン山脈を越えてタクラマカン砂漠に至る、平均標高3000メートルを超える青海チベット高原を舞台に活躍した吐谷渾の熱水大墓遺跡の発見は、青海の道が世界的に注目されるきっかけになった。大小合わせて200もの古墳の跡が確認され、そこからは錦、綾、羅、紗などのさまざまな絹織物が出土し、東西交易が盛んであったことを物語る。吐谷渾にスポットを当て青海の道の実像に迫る。
4 03/06 忘れられたシルクロード遺跡 アフガニスタンがタリバン支配に戻って3年、アフガニスタンの混乱は増すばかりだ。シルクロード最大級の仏教遺跡発見といわれたメスアイナク遺跡は今、存亡の危機に瀕している。各方面からの遺跡保護の訴えでいったんは休止していた中国国有企業による銅鉱山開発が、タリバン政権になって再開されたのだ。世界的に銅不足が叫ばれる中、世界最大級を誇る鉱山に寄せる期待は熱い。メスアイナク遺跡の今を探る。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2025年春講座の続編ですが、学期ごとに完結する内容ですので初めての方もご受講いただけます。

備考

2月27日は休講となりました。補講は3月6日に行います。

講師紹介

井上 隆史
元NHK「新シルクロード」統括プロデューサー
1952年香川県生まれ。早稲田大学卒業後、NHK入局。NHKスペシャルを中心に、歴史や文明に関するテレビドキュメンタリーを制作してきた。主な作品として、「絵巻切断」「現代史スクープドキュメント」「大モンゴル」「中国12億人の改革開放」「家族の肖像」「四大文明」「新シルクロード」などがある。2013年からは東京藝術大学特任教授として、アフガニスタンをはじめとするシルクロードの文化遺産の研究と保護に取り組んできた。現在「平山郁夫シルクロード美術館」監事。

  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店