ジャンル 世界を知る

早稲田校

「文化」をめぐるドイツ事情

  • 冬講座

持田 節子(元ドイツ WHU - Otto Beisheim School of Management講師)

曜日 火曜日
時間 15:05~16:35
日程 全4回 ・02月17日 ~ 03月10日
(日程詳細)
02/17, 02/24, 03/03, 03/10
コード 140302
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・様々な視点から文化を捉え、ドイツの文化事情について要点を知る
・主に無形文化財を例に、ドイツで「文化/Kultur」として継承されているモノ・コトを概観し、ドイツ文化の魅力に触れる
・文化をめぐる時代背景や社会事情を学び、ドイツの文化「観」を考察する

講義概要

「文化」には多様な意味・様態があり、実態を捉えるのは容易ではありません。地域の特色や歴史・社会事情により文化の概念や文化観に国による違いもあります。日本で一般的にドイツ文化として知られているモノ・コトは、ドイツで文化として同様の意味を持つとは限りません。
本講座では、ドイツの文化/Kulturを様々な側面から探ります。文化財とされるモノ・コトの例を、主にドイツユネスコ委員会に登録されている無形文化財から紹介します。また、「Kultur」という概念について考察し、ドイツ文化の特色や文化をめぐる社会事情・文化観を論じます。多様性に富み、生き生きとしたドイツ文化の魅力をお伝えしたいと思っています。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 02/17 そもそも文化とは? ・「文化」・「Kultur」の概念・定義
・ヨーロッパとドイツの時代変遷と文化の捉え方
・文化の類型
2 02/24 ドイツの文化とは? ① ・ユネスコ世界文化遺産と無形文化遺産に登録されているドイツ文化 
・「知識・技術(技量)・継承」を主眼とするドイツの無形文化(遺産)
・ドイツユネスコ(国内)委員会登録「無形文化遺産」を概観する
3 03/03 ドイツの文化とは? ② ・ドイツユネスコ(国内)委員会登録「無形文化遺産」を概観する
・無形文化遺産の生き生きとした文化的伝統と表現形態
・「文化」の実践と継承、保護、保存、振興
4 03/10 文化をめぐるドイツの社会事情 ・「詩人と思想家の国」の文化事情
・政治文化、議論文化
・Leitkultur(主導文化・文化規範)論争
・価値観、アイデンティティ、世界観をめぐる現代のKulturkampf(文化闘争)

講師紹介

持田 節子
元ドイツ WHU - Otto Beisheim School of Management講師
東京都出身。早稲田大学卒業。専門分野は外国語としての日本語教育・日独事情・異文化コミュニケーション。ドイツで32年間教員(中等・高等教育)生活を送り、日本語教師会会長、外国語教育団体役員を歴任。ビジネスセミナー等の講師も務める。日本では、講演やワークショップ等で、ドイツを紹介する活動を幅広く行っている。
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