ジャンル 世界を知る

早稲田校

西側流の戦争方法 古代ギリシア・ローマの世界観と今日のアメリカの戦争文化

  • 冬講座

石津 朋之(防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全4回 ・01月10日 ~ 01月31日
(日程詳細)
01/10, 01/17, 01/24, 01/31
コード 140317
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・「西側流の戦争方法」という概念を手掛かりに、世界史における戦争について考える。
・とりわけ西側諸国の戦争観と平和観について考える。
・アメリカにとっての戦争の位置づけについて考える。

講義概要

本講座は、「西側流の戦争方法」という概念を手掛かりに、世界史における戦争と平和について考えるものです。ここでは、「西側流の戦争方法」とは何かについて解説した後、西側諸国、つまりヨーロッパとアメリカの歴史を振り返りながら、これら諸国の戦争観や平和観を概観することで、将来の戦争と平和について考えるための資を提供します。
①「西側流の戦争方法」を考える:②「アメリカ流の戦争方法」を考える:③古代ギリシアの戦争と平和:④古代ローマの戦争と平和:⑤中世及び近世ヨーロッパの世界観:⑥イギリスとアメリカ:⑦アメリカの戦争と平和:⑧「帝国」としてのアメリカ

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/10 ①「西側流の戦争方法」を考える:②「アメリカ流の戦争方法」を考える ここでは、「西側流の戦争方法」及び「アメリカ流の戦争方法」といった概念について考えます。その際、あらゆる地域あるいは国家には、固有の戦争観や平和観が存在する事実を理解してもらいます。
2 01/17 ③古代ギリシアの戦争と平和:④古代ローマの戦争と平和 ここでは、それぞれ古代ギリシアと古代ローマの戦争を概観することで、当時の戦争観を理解することに主眼が置かれます。
3 01/24 ⑤中世及び近世ヨーロッパの世界観:⑥イギリスとアメリカ ここでは、中世及び近世ヨーロッパ、とりわけビザンツ帝国(東ローマ帝国)を事例として、「西側流の戦争方法」の継承の有無について考えます。あわせて、同じリベラル民主主義国家であるイギリスとアメリカの戦争観及び平和観の相違についても触れます。
4 01/31 ⑦アメリカの戦争と平和:⑧「帝国」としてのアメリカ ここでは、建国以来アメリカが実施した戦争の歴史を振り返るとともに、「帝国論」を手掛かりに今日のアメリカの世界観について考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆戦争と平和に関心を有する方であれば、どなたでも大歓迎です。
◆初心者でも受講可能です。
◆簡単な世界地図を持参されると便利です。
◆休講が発生した場合の補講日は2月7日(土)を予定しています。

講師紹介

石津 朋之
防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室主任研究官
防衛庁防衛研究所(当時)入所後、ロンドン大学キングスカレッジ戦争研究学部客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所研究員、シンガポール国立大学客員教授を歴任。前戦史研究センター長。放送大学非常勤講師。専門分野は、戦争学、平和学、戦略思想。著書に『戦争学原論』(筑摩書房)、『大戦略の思想家たち』(日経文庫)、『リデルハート』(中公文庫)、『戦争とロジスティクス』(日経BP)、『総力戦としての第二次世界大戦』(中央公論新社)、『軍事史としての第一次世界大戦』(中央公論新社)、『10人の思想家から学ぶ軍事戦略入門』(平凡社新書)等がある。
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