ジャンル 提携・協力講座

早稲田校

伊勢と熊野を結ぶ 信仰の道 熊野古道伊勢路

  • 秋講座
  • オムニバス

音羽 悟(神宮司庁広報室次長)
川村 一代(ライター・神職)
池田 雅之(早稲田大学名誉教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~14:40
日程 全3回 ・10月04日 ~ 10月18日
(日程詳細)
10/04, 10/11, 10/18
コード 130001
定員 100名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 4,950
ビジター価格 受講料 ¥ 5,692

講義概要

熊野古道伊勢路は、伊勢の神宮を参拝した巡礼者が、さらに険しい峠をいくつも越えて熊野信仰の総本山である熊野三山を目指した信仰の道です。古くから多くの巡礼者が訪れ、日本の宗教や文化の発展と交流に大きな影響を及ぼしてきました。伊勢と熊野、そして熊野古道伊勢路について三人の講師が日本人の信仰と文化の観点から語ります。
本講座を受講していただければ、実際に熊野古道伊勢路を訪れたとき、その魅力をより深く体感できるはずです。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/04 伊勢参宮と伊勢への路 - (講師:音羽 悟) 平安時代の終わりより人々は神宮にこぞって参拝するようになり、街道が整備されます。伊勢への参宮は庶民の夢でした。街道は、経由地や大きな峠の名前を付けて「○○越え」と呼びましたが、熊野街道もたくさんの峠を越える難所でした。伊勢への路をたどり、20 年に一度の式年遷宮と街道整備の関係について考えます。
2 10/11 天照大御神・夫須美大神(伊弉冉尊)二大聖地の女神と古の皇女(倭姫命)、皇母たちが歩いた巡礼旅の物語 - (講師:川村 一代) 太陽の女神、天照大御神と妣(母)なる夫須美大神(伊弉冉尊)は、生死を含み受け継ぐ“いのち”の象徴。皇女倭姫命の伊勢までのご巡幸と、平安時代の皇母(女院)の熊野詣で…古の女性たちの命をかけた祈りの旅の物語を知ることで、今を生きる私たちも勇気を頂けます。
3 10/18 伊勢、熊野の信仰と神話・伝承は今日までどのように語り継がれてきたのか - (講師:池田 雅之) 日本の信仰と神話・伝承の原点である伊勢と熊野の魅力は、古くから詩歌、語り物、口承文芸など様々なジャンルで記されてきました。本居宣長、折口信夫、南方熊楠、三島由紀夫、中上健次などの伊勢、熊野観を紐解きながら、私たち日本人の生活に息づく信仰と文化の基層を辿りたいと思います。

備考

◆本講座は、(一社)東紀州地域振興公社の協力講座です。

講師紹介

音羽 悟
神宮司庁広報室次長
皇學館大学大学院博士前期課程国史学専攻修了。 平成4年神宮出仕となり同21年神宝装束係長。また第六十二回神宮式年遷宮内宮遷御の儀では司会を務めた。主な著書に『悠久の森 神宮祭祀と歴史』(弘文堂 平成26年)、『伊勢神宮 解説編』(新潮社 平成29年)ほか論文多数。
川村 一代
ライター・神職
『女性自身』記者としてインタビューや読み物企画を担当。現在はフリー。高知県若一王子宮で神職・権禰宜を務める。著書に『光に向かって3.11で感じた神道のこころ』(晶文社)、『おいせさん手帳365日、まいにち神さま』(光文社)、『元伊勢 倭姫命を訪ねて 伊勢神宮に天照大神を祀った皇女の物語』(晶文社)
池田 雅之
早稲田大学名誉教授
専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『小泉八雲 日本美と霊性の発見者』(角川ソフィア文庫)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)、『熊野から読み解く記紀神話』(扶桑社新書)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影Ⅱ』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。

  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店