ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

江戸時代の公家のいきざまと社会の諸相

  • 冬講座

田中 暁龍(桜美林大学教授)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます。
日程 全1回 ・03月14日 ~ 03月14日
(日程詳細)
03/14
コード 340216
定員 36名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・江戸時代の公家と社会の関わりについて、多様な諸相から考えて理解する。
・江戸時代の政治や社会に対する理解を深める。

講義概要

江戸時代の公家といえば京都御所の周辺にずっと留まっていたように思われますが、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。時代劇では、日和見的に権力者の庇護を受け、少しずる賢い役回りで登場するところが多いのですが、実際はどうだったのでしょうか。江戸幕府が開かれると、京都の公家たちが積極的に江戸に向かい、徳川将軍の儀式を荘厳したり、朝廷や各公家の利害のために積極的な交渉がなされました。そして社会の安定化にともなって武家社会との関わりも多様化し、公家の下向が江戸の社会に様々な意味をもってくることがありました。本講座では、皆さんとご一緒にそうした公家の諸相に切り込んでみたいと思っております。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 03/14 1コマ目 「公家の下向と江戸幕府」  2コマ目 「公家の下向と江戸の社会」 【1コマ目】
江戸時代の公家は、京都の禁裏御所周辺に住み、ただ文化的な活動を担い、継続していたように思われるかもしれません。しかし毎年、徳川将軍から天皇への上使に対して、2名の武家伝奏と呼ばれる公家が勅使として江戸に下向していました。江戸城で浅野が吉良に切り付けた有名な刃傷事件は、この勅使下向時に起きた出来事でした。こうした公家の江戸下向は、将軍の儀式を荘厳し、「公卿のわざ」として自らの家業を披露する機会となっていました。こうした動きをたどりながら、公家の江戸下向の意味を考えていきたいと思います。


【2コマ目】
公家が江戸に来るということは、江戸の社会にとって様々な意味をもっていました。当然ながら諸大名と同様に、公家の下向は、幕府の制定した道中法度に則って行われました。江戸に到着した公家たちは、どこに宿泊し、どのような日程で江戸での日々を送っていたでしょうか。実は江戸に長期滞在して住居を持った公家もいますし、江戸を遊覧したり、江戸の大名や下級武士らと広範な交流の機会をもった公家もおりました。さらには、江戸に嫁いできたり、江戸城大奥に仕えた公家女性もおりました。そうした多様な公家の江戸下向の様子を捉えてみたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座については、休講が発生した場合の補講日を設けておりません。
◆参考図書:田中暁龍著『江戸に向かう公家たち』(吉川弘文館)

講師紹介

田中 暁龍
桜美林大学教授
東京都生まれ。博士(史学、学習院大学)。専門分野は、日本近世史。早稲田大学では、大学院生の授業「日本史学研究3・4」の担当経験がある。書籍等著作物として『江戸に向かう公家たち』(吉川弘文館)や『近世の公家社会と幕府』(吉川弘文館)がある。

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