ジャンル 芸術の世界

早稲田校

人間国宝柳家小三治―芸の伝承と創造

  • 春講座

布目 英一(横浜にぎわい座館長チーフプロデューサー)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・04月02日 ~ 06月11日
(日程詳細)
04/02, 04/09, 04/16, 04/23, 05/07, 05/14, 05/21, 05/28, 06/04, 06/11
コード 110401
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・言葉と仕草、観客の想像力によって様々な情景を浮かび上がらせ、その世界に入り込むことができる落語の魅力に触れる。
・登場人物の喜怒哀楽を通して笑いと感動を生み出す落語の楽しみ方を体験する。
・落語家がどのように噺に取り組んでいるかを映像鑑賞と芸談の読解を通して理解する。

講義概要

柳家小三治の話芸の魅力に触れていきます。空間の広さや会話をしている人物の距離が伝わってくる描写力、人物の性格や心情、年齢までもが感じ取れる表現力による上質の話芸を口演映像や音声によって味わいます。また、各演目の注意点や難解な点を解き明かし、扇子と手ぬぐい、言葉と仕草だけで、どのような情景でも描いてしまう落語の魅力についても触れていきます。さらに小三治の落語への思いを記した文章を読み、小三治の芸がどのように構築されているかを学ぶとともに、師匠五代目柳家小さんの芸との比較も行います。日々、落語家と接している講師だからこそ知るエピソードも紹介いたします。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/02 小三治の「猫の災難」 酒飲みのだらしなさをほほえましく描きます。
2 04/09 五代目小さんの「ひとり酒盛」 「ひとり酒盛」も酒好きな男が主人公。「猫の災難」と比較してみましょう。
3 04/16 五代目小さんの「粗忽の使者」 そそっかしい使者が登場します。
4 04/23 小三治の「粗忽の釘」 主人公の軽はずみな言動が騒動を巻き起こします。
5 05/07 五代目小さんの「粗忽長屋」 題名に「粗忽」とありますが、「粗忽の使者」「粗忽の釘」ともだいぶ様子が変わっています。
6 05/14 小三治の「馬の田楽」マクラ 30分以上ある小三治ならではのマクラの魅力を味わいます。
7 05/21 小三治の「馬の田楽」本題 牧歌風景漂う小三治ならではの口演を楽しみます。
8 05/28 小三治の「死神」 金策に詰まった男にふりかかる不思議な体験を描きます。
9 06/04 五代目小さんの「穴どろ」 こちらの主人公も金に行き詰まっていますが、展開はまったく異なります。
10 06/11 松本清張作「いびき」を小三治の朗読で サスペンスあふれる時代劇を小三治の名演で味わいます。

講師紹介

布目 英一
横浜にぎわい座館長チーフプロデューサー
日本芸術文化振興会「文化デジタルライブラリー大衆芸能編寄席」監修執筆。NHKDVD「日本の話芸特選集」、「特選落語名人寄席」(キングレコード)、「昭和浪曲名演集」(日本コロムビア)の解説、「落語登場人物事典」(白水社)の執筆。国立演芸場「浪曲展」監修執筆。文化庁芸術祭、芸術選奨など文化庁の各種委員歴任。

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