ジャンル 芸術の世界
早稲田校
画像で見るガラス芸術の楽しみ
松平 美和子(元駒澤大学講師、美術交流史研究家)
| 曜日 | 火曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全8回
・04月07日 ~
06月02日 (日程詳細) 04/07, 04/14, 04/21, 04/28, 05/12, 05/19, 05/26, 06/02 |
| コード | 110412 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・古代から近代までの東西のガラス工芸の流れと影響関係を知る
・年表や地図、用語集などを載せた資料でガラス工芸の背景を知る
・スクリーンに拡大したガラス作品の画像を見ながら、その細部や文様の美しさを味わいその技法を知る
講義概要
人類が創り出したガラスは、時代や地域により様々な形に変化し続けてきました。本講座では8つの時代のガラスを取り上げ、代表的作品の画像をスクリーンに大きく映しながら、その美しい形・色・文様・技法を確認し、ユーラシアの中のガラスの東西関係を考えていくガラスの歴史入門講座です。2026年も春から夏にかけて多くの展覧会の中で美しいガラスが展示される予定です。展覧会やその図録、国内のガラスが見られる美術館、あるいは新しい調査報告などをご紹介しながらガラス芸術の世界をご一緒に味わいたいと思います。またガラス以外のシルクロード関係の展覧会や図録の情報も随時お伝えしていく予定です。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/07 | 古代オリエントのガラス | ガラスは美しい鉱物への憧れから生まれてきました。ガラスの誕生からコアガラスの出現をたどり、メソポタミアやエジプト、さらに中国でも流行したトンボ玉の美しい文様について見ていきます。 |
| 2 | 04/14 | ローマ帝国のガラス | ガラス工芸の一大発見と言われる吹きガラス技法を生み出し発展させたローマ帝国時代。ローマングラスの多彩な技法による作品、特に金箔を挟んだ金箔ガラスや截金ガラスの繊細な文様に注目してみましょう。 |
| 3 | 04/21 | ササン朝ペルシアのガラス | ローマ時代のガラスのカット技法を独自の円文カットグラスとして発展させたササン朝のガラス。正倉院の白瑠璃碗としても人気のササン朝ガラスの製作地や工房についての最新の研究を解説します。 |
| 4 | 04/28 | イスラームのガラス | 「イスラームの華」といわれるモスクランプの華麗なエナメル装飾による植物文、幾何学文、文字文を詳しく解説していきます。 |
| 5 | 05/12 | ヴェネチアングラス | ヴェネチアングラスの代名詞であるレースグラスのレース文様を詳しくみていきます。また、ここで14世紀に生み出された錫アマルガムによるガラス鏡が新たな鏡の歴史を創造する様子を見ていきます。 |
| 6 | 05/19 | 乾隆ガラス | ヴェネチアングラスから多くの技法を学んだ清朝の乾隆ガラスは、ローマ時代以来のカメオグラス(被せガラス)による鼻煙壺を数多く作りあげました。その美しい微細な世界を味わいましょう。 |
| 7 | 05/26 | 薩摩切子 | 清朝の被せガラスはその後日本にも伝わります。江戸後期の薩摩藩では藩主島津斉彬が中心となり、乾隆ガラスの被せガラスにイギリス、ボヘミアのカット技法を合わせた薩摩切子を発展させました。幾何学的な切子文様の数々を見ていきます。 |
| 8 | 06/02 | アール・ヌーヴォーのガラス | 19世紀末のヨーロッパはアール・ヌーヴォー様式が各分野に浸透していましたが、エミール・ガレはガラス工芸において植物を多用したアール・ヌーヴォー様式を確立しました。その芸術にみえる日本美術の造形様式や自然観を解説していきます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は6月9日(火)を予定しています。
◆スクリーンに画像を映すため教室を暗くしますので、必要な方はペンライトをお持ち下さい。
講師紹介
- 松平 美和子
- 元駒澤大学講師、美術交流史研究家
- 東京生まれ。東京教育大学芸術学修士課程、筑波大学芸術学博士課程で東西美術交流史を学ぶ。駒澤大学・成蹊大学で西域美術史・文化交流史などを担当。著書に『シルクロード美術鑑賞への誘い』、編著に『シルクロード美術展カタログ内容総覧』(ともに芙蓉書房出版)がある。




