ジャンル 現代社会と科学
早稲田校
第二次トランプ政権とアメリカ政治の展望
松井 孝太(杏林大学准教授)
| 曜日 | 月曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全7回
・04月13日 ~
06月01日 (日程詳細) 04/13, 04/20, 04/27, 05/11, 05/18, 05/25, 06/01 |
| コード | 110712 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 20,790 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 23,908 |
目標
・アメリカの政治制度の基本的な仕組みと二大政党の特徴を学ぶ。
・第二次トランプ政権の実績と最近のアメリカ政治の動向について学ぶ。
・今後のアメリカ政治と2026年中間選挙の展望を考える。
講義概要
2025年に発足した第二次トランプ政権は、共和党全体で進む「トランプ化」を背景に、第一次政権期以上に対立を伴う政権運営を展開しています。民主党と共和党、リベラルと保守、エリートと反エリートといった国内の分断は一層深まり、対外的にもアメリカ主導の戦後国際秩序は多方面から揺さぶりを受けています。本講座では、アメリカ政治の仕組みや特徴への理解を深めつつ、今後のトランプ政権とアメリカ政治の行方、2026年中間選挙の展望、そして日本への影響について考察します。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/13 | アメリカの政治制度の仕組みと特徴 | アメリカの大統領制と連邦制は、日本の議院内閣制や地方自治とは大きく異なる特徴を持っています。ここでは、議会・大統領・裁判所の三権による抑制と均衡や、連邦と州の役割分担など、アメリカ政治の理解に欠かせない政治制度の仕組みとその歴史的背景について学びます。 |
| 2 | 04/20 | アメリカ二大政党の特徴 | アメリカでは過去150年間以上、共和党と民主党という二大政党が争ってきました。支持基盤や政策を異にするこれら二大政党は近年ますます対立を深めており、「分極化」と呼ばれる現象が起きています。ここでは、アメリカ二大政党の特徴と両者の対立争点について理解を深めます。 |
| 3 | 04/27 | アメリカ社会の分断と「分極化」 | 1970年代以降、現在に至るまで、民主党と共和党の間の対立は次第に激しさを増してきました。現在では、有権者レベルにおいても、政党支持をアイデンティティとした「感情的分極化」という現象が見られるようになっています。ここでは、分極化がどのような要因によって、いかに進んできたのかを学びます。 |
| 4 | 05/11 | 「トランプ現象」と共和党の変容 | 従来の大統領像から大きく逸脱した政治スタイルを展開したトランプは、アメリカ政治と国際関係に多大なインパクトを与えてきました。ここでは、2016年にトランプが政治の表舞台に登場した背景について改めて振り返るとともに、トランプが共和党の性格をいかに変化させたのかを学びます。 |
| 5 | 05/18 | 第二次トランプ政権下のアメリカ政治の展開(1) | 2024年の大統領選挙で勝利したトランプは、再選に一度失敗した後に政権へ復帰した、アメリカ史上二人目の大統領となりました。4年間の下野期間は、一期目で残された課題に改めて取り組む機会を与えたともいえます。ここでは、2024年選挙の経緯を振り返りつつ、第二次トランプ政権を支える政治的インフラと、政権発足直後の動きを見ていきます。 |
| 6 | 05/25 | 第二次トランプ政権下のアメリカ政治の展開(2) | 世界各国に対する相互関税、国内都市への州兵派遣、強硬な移民政策、独立行政委員会への介入強化など、トランプ政権は次々と論争的な政策を進めてきました。これらの政策は、その内容の是非に加えて、大統領権限が持つ可能性とその限界をめぐる議論を引き起こしています。ここでは、トランプ政権の主な実績と、議会及び裁判所の動向について考えます。 |
| 7 | 06/01 | アメリカ政治・日米関係の今後と2026年中間選挙に向けた展望 | 連邦議会を共和党が多数を占め、最高裁判所も保守派優位の下で、トランプ政権は積極的な政権運営を進めてきました。これに対して、民主党側ではどのような動きがあり、トランプ政権に対してどのように対抗していくのでしょうか。ここでは、2026年11月に実施される中間選挙に向けた展望と、予想される日本や国際社会への影響について学びます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は6月8日(月)を予定しています。
◆本講座は2025年度夏学期に開講した同講師の講座内容と一部重複しますが、新たな知見を盛り込んでいます。
◆世界情勢の変化によって、講義内容が変更になることがあります。
講師紹介
- 松井 孝太
- 杏林大学准教授
- 東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学、イェール大学フォックス・インターナショナル・フェロー等を経て現職。専門はアメリカ政治、政治学、社会保障・労働政策。著作に『トランプのアメリカ 内政と外交、そして世界』(分担執筆、東京大学出版会、2025年)『分断されるアメリカ』(共著、宝島社、2024年)、『アメリカ政治の地殻変動:分極化の行方』(分担執筆、東京大学出版会、2021年)、『50州が動かすアメリカ政治』(分担執筆、勁草書房、2021年)、『トランプ政権の分析』(分担執筆、日本評論社、2021年)など。




