ジャンル 日本の歴史と文化

オンデマンド

【オンデマンド】中世島津氏の歴史

  • 冬講座

新名 一仁(南九州大学講師、宮崎市教育委員会文化財課市史編さん室専門員)

コード 940203
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 15,840
ビジター価格 受講料 ¥ 15,840

目標

・島津氏の出自、名字の由来に関する諸説を理解する。
・島津氏が薩摩・大隅・日向三か国守護職を相伝するに至った過程を理解する。
・九州南部における戦国時代のなかから、島津氏が戦国大名化し、九州統一に向かった事情を理解する。

講義概要

島津氏は、九州南部(宮崎・鹿児島両県)において、鎌倉期から明治維新にいたるまで、守護・戦国大名・豊臣大名・近世大名として、約680年にわたり生き残った希有な武家である。本講座では、この島津氏の長い歴史の内、中世(鎌倉期〜戦国期)に焦点をあて、①どういった出自で、なぜ源頼朝によって抜擢されたのか、②なぜ、九州南部の島津荘と関係を結び、名字としたのか、③南北朝期から室町期にかけて、薩摩・大隅・日向三か国守護職を相伝するに至った経緯、④多くの有力守護家が没落するなか、島津氏が室町期の守護から戦国大名と転身し、九州統一あと一歩まで勢力を拡大した過程を解説する。

各回の講義予定

講座内容
1 島津荘と惟宗忠久 島津氏初代惟宗忠久は、九州南部にあった荘園、近衛家領島津荘を名字とする。そもそも、島津荘とはどんな荘園で、なぜ将軍源頼朝が島津荘を忠久に任せるに至ったのか、そして忠久は誰の子だったのか、解説する。
2 南北朝の内乱と島津貞久 後醍醐天皇が鎌倉幕府打倒を図った際、島津貞久は足利尊氏から協力を求められ、鎮西探題を滅ぼす。足利尊氏は結局後醍醐天皇と争い、南北朝の内乱が勃発するが、島津貞久のさまざまな選択を解説する。
3 九州探題今川了俊との抗争と島津元久の薩隅日三か国守護職兼帯 征西将軍府全盛の九州対策のため、足利義満は九州探題として名将今川了俊を送り込む。両島津家(総州家・奥州家)は了俊に協力していたが、ある事件をきっかけに対立し、長期にわたり抗争を繰り広げる。この抗争を乗り切った両島津家であったが、その後は対立し、奥州家元久が薩摩・大隅・日向三か国守護職を兼帯する。
4 室町期島津氏の内訌 15世紀の九州南部は、守護島津氏による内訌の連続であった。島津奥州家元久と伊集院氏、伊集院氏を中心とする薩摩国人による「国一揆」、島津忠国・持久兄弟の抗争。これらの抗争はなぜ起こり、どう終息していったのか。
5 戦国争乱の勃発と島津貴久の家督継承 文明初頭の桜島大噴火をきっかけに、島津氏分国の各地で反乱が勃発し、戦国争乱に突入する。島津奥州家は当主の自害、後継の相次ぐ若死により危機を迎える。そんななか、分家の島津相州家忠良(日新斎)は長男貴久に奥州家を継承させるため画策する。
6 島津氏の薩隅日三か国統一 島津貴久・義久の二代にわたって、混乱を極めた薩隅日三か国の統一事業を完成させる。特に、義久の四人の息子(義久・義弘・歳久・家久)はそれぞれどのような役割を果たし、三か国統一を実現していったのか。
7 島津氏の北部九州進出 高城・耳川合戦で大友勢が島津氏に大敗を喫すると、北部九州の秩序が崩壊し、大友・龍造寺・島津の三氏鼎立の状況となる。島津氏はなぜ肥後以北へと進出していったのか?そして、龍造寺隆信を倒して北部九州へと進出していく過程を解説する。
8 豊後大友氏・豊臣秀吉との対決 島津氏は北部九州に進出していく過程で、豊薩和平(大友氏との和平)・肥薩和平(龍造寺氏との和平)二つの和平を結ぶが、これは矛盾をきたし、大友氏との抗争に踏み切る。大友宗麟は天下人となった豊臣秀吉に助けを請い、九州征討が始まる。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2025/11/26)から学期終了翌月末(2026/04/30)までになります。一般申込開始(2025/11/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は2025年度 夏期 「中世島津氏の歴史」 (07/02〜09/03 水曜日、全8回)で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

新名 一仁
南九州大学講師、宮崎市教育委員会文化財課市史編さん室専門員
博士(文学、東北大学)。専門は日本中世史。宮崎市内の歴史資料館で学芸員として勤務ののち、南九州大学で非常勤講師として日本史を講義。主著に『室町期島津氏領国の政治構造』(戎光祥出版)、『「不屈の両殿」島津義久・義弘』(KADOKAWA)などがある。
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