ジャンル 現代社会と科学

オンデマンド

【オンデマンド】第二次トランプ政権とアメリカ政治の展望

  • 冬講座

松井 孝太(杏林大学准教授)

コード 940701
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 13,860
ビジター価格 受講料 ¥ 13,860

目標

・アメリカの政治制度の基本的な仕組みと二大政党の特徴を学ぶ。
・2024年大統領選挙を振り返りトランプ復活の背景を学ぶ。
・第二次トランプ政権下のアメリカ政治と今後の展望を考える。

講義概要

2025年1月に発足した第二次トランプ政権は、共和党全体の「トランプ化」の進行を背景に第一次政権期以上に論争的な政権運営を行っています。近年のアメリカ社会は、民主党対共和党、リベラル対保守、エリート対反エリートといった分断が拡大しており、トランプ政権下でそのさらなる深刻化が懸念されます。また、国内で民主主義の危機が叫ばれる一方で、対外的にもアメリカ主導の戦後国際秩序に対する多方面からの挑戦を受けています。本講座では、アメリカ政治の仕組みと特徴の理解を深めながら、今後のトランプ政権及びアメリカ政治の展望と日本への影響について考えます。

各回の講義予定

講座内容
1 アメリカの政治制度の基礎知識 アメリカの大統領制と連邦制は、日本の議院内閣制や地方自治とは大きく異なる特徴を持っています。ここでは、議会・大統領・裁判所の三権による抑制と均衡や、連邦と州の役割分担など、アメリカ政治の理解に欠かせない政治制度の仕組みとその歴史的背景について学びます。
2 アメリカ二大政党の特徴 アメリカでは過去150年間以上、共和党と民主党という二大政党が争ってきました。支持基盤や政策を異にするこれら二大政党は近年ますます対立を深めており、「分極化」と呼ばれる現象が起きています。ここでは、アメリカ二大政党の特徴と両者の対立争点について理解を深めます。
3 アメリカ社会の分断と「分極化」 1970年代以降、現在に至るまで、民主党と共和党の間の対立は次第に激しさを増してきました。現在では、有権者レベルにおいても、政党支持をアイデンティティとした「感情的分極化」という現象が見られるようになっています。ここでは、分極化がどのような要因によって、いかに進んできたのかを学びます。
4 「トランプ現象」と共和党の変容 従来の大統領像から大きく逸脱した政治スタイルを展開したトランプは、アメリカ政治と国際関係に多大なインパクトを与えてきました。ここでは、トランプが登場した政治的・社会的背景について改めて振り返るとともに、トランプが共和党にもたらした変化を学びます。
5 大統領選挙の仕組みとトランプ復活の背景 アメリカの大統領選挙は、複雑な仕組みの下で争われる長くハードな戦いです。ここでは、予備選挙、選挙人、激戦州など、わかりにくい大統領選挙の仕組みを理解し、2024年選挙において結果を左右した要因について学びます。また、大統領選挙の結果予測がなぜ外れてしまうのかについて考えます。
6 政権移行過程と第二次トランプ政権発足後の展開 2020年選挙後の混乱は、「平和的権力移行」というアメリカ政治の伝統を揺るがすものでした。ここでは、2024年選挙後のバイデンからトランプへの政権移行過程と、トランプ政権を支える政治的インフラストラクチャ―について理解します。また、1月20日の政権発足後の政治的・政策的展開について学びます。
7 トランプ政権とアメリカ政治の展望 政策・人事の両面で従来の共和党主流派から一定の制約を受けていた第一次トランプ政権に比べて、共和党全体の「トランプ化」がさらに進んだ第二次トランプ政権は、よりトランプ色の強い政権運営を進めていくことが考えられます。ここでは、今後のトランプ政権の政策や民主党の対応、予想される日本や国際社会への影響について学びます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2025/11/26)から学期終了翌月末(2026/04/30)までになります。一般申込開始(2025/11/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2025年度 夏期 「【対面+オンラインのハイブリッド】第二次トランプ政権とアメリカ政治の展望」 (06/30〜08/25 月曜日、全7回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

松井 孝太
杏林大学准教授
東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学、イェール大学フォックス・インターナショナル・フェロー等を経て現職。専門はアメリカ政治、政治学、社会保障・労働政策。著作に『トランプのアメリカ 内政と外交、そして世界』(分担執筆、東京大学出版会、2025年)『分断されるアメリカ』(共著、宝島社、2024年)、『アメリカ政治の地殻変動:分極化の行方』(分担執筆、東京大学出版会、2021年)、『50州が動かすアメリカ政治』(分担執筆、勁草書房、2021年)、『トランプ政権の分析』(分担執筆、日本評論社、2021年)など。
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