ジャンル 芸術の世界

早稲田校

音楽から読み解く歌舞伎の世界

  • 春講座

土田 牧子(東京藝術大学准教授)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・04月17日 ~ 06月12日
(日程詳細)
04/17, 04/24, 05/08, 05/15, 05/22, 05/29, 06/05, 06/12
コード 110406
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・歌舞伎で使われている音楽についての理解を深める
・音楽のジャンルによる違いを感じる
・音楽を味わいながら歌舞伎を鑑賞する力を身につける

講義概要

歌舞伎には様々な音楽が使われています。本講座では、各回に具体的な歌舞伎作品を取り上げて、それぞれの作品の中でどのような音楽が使われているのか、それらはどのような働きをしているのかを、読み解きます。8回の授業を通して、現在の歌舞伎で使われている多様な音楽ジャンルに触れることを目指します。音楽を通して歌舞伎を観ることで、歌舞伎鑑賞の愉しみをさらに拡げてみましょう。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/17 歌舞伎音楽の世界 歌舞伎で使われている音楽ジャンル・音楽の役割・楽器などについて概観します。
2 04/24 長唄《勧進帳》 人気の長唄舞踊曲《勧進帳》をとりあげ、その成り立ちや特徴を踏まえて、作品を鑑賞しながら長唄の歌詞や旋律に注目します。
3 05/08 世話物『弁天娘女男白浪』の黒御簾音楽 黒御簾音楽が活躍する、河竹黙阿弥の世話物。黒御簾では、どんな曲をどこで何のために演奏しているのか、『弁天娘女男白浪』を例に探ります。
4 05/15 義太夫狂言『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」 人形浄瑠璃から取り入れられた作品群である義太夫狂言において、義太夫節(竹本)は何を語り、どのような働きをしているのか、「寺子屋」を例に探ります。
5 05/22 『花街模様薊色縫』(十六夜清心)の清元節 江戸後期に誕生した浄瑠璃、清元節は舞踊だけでなく、芝居の中でも活躍しました。『十六夜清心』を取り上げて、清元節と役者の演技の関係性に着目します。
6 05/29 常磐津舞踊『積恋雪関扉』 江戸の歌舞伎舞踊と共に展開した常磐津節。天明期を代表する舞踊『関ノ扉』の大らかな常磐津節を味わいます。
7 06/05 大薩摩『楼門五山桐』ほか 江戸の浄瑠璃として荒事と結びついて展開した大薩摩節は、のちに長唄に吸収され、現在では長唄の演奏家が担っています。歌舞伎で使われる「大薩摩」にはいくつかの種類があります。今回は『楼門』を中心に、歌舞伎における大薩摩の用法を探ります。
8 06/12 『助六所縁江戸桜』の河東節 河東節は、現在では市川家が助六を演じるときにのみ使われる浄瑠璃です。今回は河東節と助六の歴史も紐解きつつ、『助六』の音楽演出を河東節を中心に黒御簾音楽にも目を配りながら、鑑賞します。

講師紹介

土田 牧子
東京藝術大学准教授
1976年、東京生まれ。2007年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士課程修了。博士(音楽学)。専門は近代の歌舞伎音楽。東京藝術大学、金沢大学、正派音楽院ほかの非常勤講師を経て、2016年度より共立女子大学文芸学部に常勤教員として勤務。2025年度より現職。単著に『歌舞伎音楽事始―音を聴く 深く観る』(NHK出版2024)、『黒御簾音楽にみる歌舞伎の近代―囃子附帳を読み解く』(雄山閣2014)。
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