ジャンル 文学の心

早稲田校

『平中物語』を読む

  • 夏講座

田畑 千恵子(元早稲田大学非常勤講師)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全4回 ・08月04日 ~ 09月01日
(日程詳細)
08/04, 08/18, 08/25, 09/01
コード 120102
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・「色好み」「好き者」として知られる、平安時代の歌人平定文(貞文)のエピソードを知る。
・男女間で交わされる恋の贈答歌のありかたに理解を深める。
・和歌の修辞や解釈法について学ぶ。

講義概要

『平中物語(平仲物語)』は、十世紀半ばに成立した約四十段から成る歌物語で、先に成立した『伊勢物語』が実在の歌人在原業平をモデルとし業平に仮託した話を多く含むように、「平中(平仲)」と通称される歌人平定文(貞文)を主人公とし、女性たちとの思うにまかせない恋愛―女の裏切り・経験豊かな女に翻弄される・女の親の反対・女の誤解による破局など―を、贈答歌を核として綴っていきます。説話では「好き者」として滑稽な恋の失敗譚で知られる平中ですが、この物語の中では別の側面も描かれています。今回の講座では、主要な章段を取り上げて読み進めながら、併せて後世の作品に取り上げられた平中関係の説話もご紹介したいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/04   ※以下の予定は、講義の進行状況によって変更する場合があります。
〇作品概説と文学史的背景の説明。
〇初段「憂き世には門させりとも見えなくに」―名門貴族と恋の争い・官職を失う。
2 08/18   〇2段「『見つ』の女」―恋の贈答歌・女に翻弄される。
〇関連の歌集、説話など。
3 08/25   〇18残「上達部めきたる人のむすめ」―高貴ながら無教養な女。
〇24段「親、近江なる人」―親の反対で仲を裂かれる。
4 09/01   〇38段「武蔵の守のむすめ」―「好き者」の評判、女の誤解による破局。
〇他作品に載る平中関係の説話
〇まとめ

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本文は配付資料に掲載しますので、テキストは不要です。

講師紹介

田畑 千恵子
元早稲田大学非常勤講師
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(『枕草子』・日記文学)。早稲田大学及び複数の大学で学部生の指導を担当してきた。主要論文「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集 四』有精堂)、「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。
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