ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

新選組の人々―新選組の実像と人気の理由

  • 夏講座

松下 尚(日野市立新選組のふるさと歴史館学芸員)

曜日 月曜日
時間 13:10~14:40
日程 全4回 ・07月06日 ~ 08月31日
(日程詳細)
07/06, 07/13, 08/24, 08/31
コード 120246
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・人気は高いが何をした人たちで実際にはどうだったのかがあまり知られていない新選組の実像に迫る。
・なぜあまり知られていない人たちがこれほどの知名度と人気を持っているのかについて考える。

講義概要

現在日野市では「新選組のふるさと日野」というフレーズで町おこしを行っている。日野出身の土方歳三をはじめ、近藤勇や沖田総司、斎藤一など知名度・人気ともに高い人物も多いが、反面、人気の高い実在の歴史上の人物としては例外的に「歴史の教科書にはほとんど出てこない」人物達でもある。
新選組とは実際どのような組織であったのか、そして彼らはどのような経緯を経て今のような人気を獲得したのか、2つの歴史を辿ってみるものである

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/06 浪士組から新選組へ〜多摩の剣士、歴史の表舞台へ〜 新選組を率いた近藤勇や土方歳三は元々は多摩の農民だった。彼らはどのようにして世に出て行ったのか、一般的なイメージどおりであることもあれば、実は違っていることもある。
そうした新選組の実像を、その前史ともいえる多摩時代と京都での活躍から見ていくものである。
2 07/13 戊辰戦争と新選組の終焉 鳥羽・伏見の戦いにより新選組と旧幕府勢力は京都を追われ、以後、新選組はその戦いの場を北へと移していくことになった。
そして1年半の戦いを経て新選組を含む旧幕府軍は敗れ、新選組は6年余の歴史に幕を下ろした。
京都時代とは別組織ともいえるその後の新選組、そして明治以後に彼らが残したものについて見ていく。
3 08/24 新選組人気の源流 近藤勇の最高位は旗本格の新選組局長、土方歳三のそれは箱館戦争時の陸軍奉行並であった。それなりの地位ではあったがいわゆる「敗軍の将」であり、歴史の流れの中で果たした役割は非常に小さい。
にもかかわらず、歴史上の人物としての知名度は非常に高い。そして、それは小説『燃えよ剣』の影響であると言われることも多いが、実はそれより数十年前から新選組・近藤勇の知名度はかなりのものであった。
新選組人気の源流を探っていく。
4 08/31 「新選組創作」の文化史 昭和中期、小説『燃えよ剣』により新選組のイメージは確立し、その人気はそこから60年以上を経た現在でも続いている。何故彼らはこれほどの人気を長期間保っているのか、時代の流れとともに変化する新選組の描かれ方とその人気の動きを見ていく。

講師紹介

松下 尚
日野市立新選組のふるさと歴史館学芸員
1977年東京都生まれ。明治大学大学院文学研究科日本史学専修中退。2007年より現職。『描かれた新選組』『日野宿いろは』『銃砲から見た近代の夜明け』など、日野市立新選組のふるさと歴史館発行の出版物を多数執筆。コンテンツ文化史学会員。
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