ジャンル 文学の心

中野校

絵と共に味わう『百人一首』

  • 夏講座

家永 香織(立教大学特任教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全6回 ・07月24日 ~ 09月11日
(日程詳細)
07/24, 07/31, 08/21, 08/28, 09/04, 09/11
コード 320107
定員 36名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・『百人一首』のすべての歌を丁寧に読み、和歌を解釈・鑑賞する力を身につける。
・『百人一首』を読み解くことを通じて、和歌文学の豊かさ、おもしろさを知る。
・様々な百人一首絵を見比べ、『百人一首』の絵画化の在り方を学ぶ。

講義概要

千数百年の歴史をもつ和歌は、日本文学の土台です。本講座では最も有名な歌集と言える『百人一首』のすべての歌を順に取り上げ、最新の学説にも触れながら、歌に込められた心情や作意を丁寧に読み解きます。また毎回様々な百人一首絵を紹介し、和歌の内容がどのように絵画化されているのか検討します。『百人一首』の歌を解釈・鑑賞することを通して、和歌の世界の豊かさ、おもしろさを実感していただきたいと思います。今期の講座では、最初に枕詞や掛詞など和歌のレトリックについて解説した後、2025年冬講座の続きとなる21番から31番の歌を読んでいきます。これまでの授業を受講していなくても、全く問題ありません。新規受講を歓迎します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/24 和歌のレトリック・「今来むと」の歌 枕詞・序詞・掛詞・縁語・本歌取りなど、和歌のレトリックについて解説する。『百人一首』21番「今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな」(素性法師)を読む。
2 07/31 「吹くからに」の歌・「月見れば」の歌 『百人一首』22番「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ」(文屋康秀)と23番「月見れば千々にものこそかなしけれ我が身ひとつの秋にはあらねど」(大江千里)を読む。
3 08/21 「このたびは」の歌・「名にしおはば」の歌 『百人一首』24番「このたびは幣もとりあへず手向山紅葉の錦神のまにまに」(菅家)と25番「名にしおはば逢坂山のさねかづら人に知られでくるよしもがな」(三条右大臣)を読む。
4 08/28 「小倉山」の歌・「みかの原」の歌 『百人一首』26番「小倉山峯のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなん」(貞信公)と27番「みかの原わきて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらん」(中納言兼輔)を読む。
5 09/04 「山里は」の歌・「心あてに」の歌 『百人一首』28番「山里は冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば」(源宗于朝臣)と29番「心あてに折らばや折らん初霜のおきまどはせる白菊の花」(凡河内躬恒)を読む。
6 09/11 「有明の」の歌・「朝ぼらけ」の歌 『百人一首』30番「有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし」(壬生忠岑)と31番「朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪」(坂上是則)を読む。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆教材はプリントを配付します。

講師紹介

家永 香織
立教大学特任教授
東京大学人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門分野は、中古・中世和歌文学。著書として、『転換期の和歌表現』(第二次関根賞受賞)、『為忠家初度百首全釈』『為忠家後度百首全釈』他がある。

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