ジャンル 文学の心

中野校

『百年の孤独』とラテンアメリカ文学 ブーム期の作家たちとその後の展開

  • 夏講座

旦 敬介(明治大学名誉教授、作家・翻訳家)

曜日 火曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・07月07日 ~ 08月04日
(日程詳細)
07/07, 07/14, 07/21, 07/28, 08/04
コード 320125
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・『百年の孤独』の概要を知る
・ガルシア=マルケスとバルガス=リョサについて知る
・ラテンアメリカ文学の「ブーム」期とその後の展開の概要を知る
・世界文学の中で『百年の孤独』とラテンアメリカ文学を位置づける

講義概要

20世紀のラテンアメリカ文学を代表する作品『百年の孤独』(ガブリエル・ガルシア=マルケス)の内容と独自性を確認したあとで、「魔術的リアリズム」と呼ばれるのはどのような部分なのか確認する。また、もうひとりの巨人マリオ・バルガス=リョサ(『ラ・カテドラルでの対話』など)の手法との差異を見ることによって、ラテンアメリカ文学の多様性と革新性を知る。彼らを中心とする「ラテンアメリカ文学のブーム」の時代の様相を確認する。そのうえで、世界の作家たち、その後の世代のスペイン語圏の作家たちによって、彼らとその作品がどのように受け止められてきているかを学ぶ。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/07 『百年の孤独』とは ・『百年の孤独』との出会い
・コロンビアという国
・あらすじ
・ハイライト部分購読
・魔術的リアリズムの実例部分確認
・1982年ノーベル文学賞の意味
2 07/14 ガルシア・マルケスの全体像 ・他の作品の手法と魔術的リアリズム
・「老人もの」の作品の系譜
・汎ラテンアメリカ的な世界
・遠くから無時間的な世界を描く
・魔術的リアリズムの作家と言えるのか
3 07/21 バルガス=リョサとは誰か ・代表作『都市と犬』『ラ・カテドラルでの対話』『世界終末戦争』の概要
・古典的な小説観と革新的な小説手法
・ペルーという国
・自主的亡命からペルーの現実への接近
・1990年大統領選挙の顛末
・2010年ノーベル文学賞
4 07/28 ラテンアメリカ文学のブーム ・60年代の「ラテンアメリカ文学のブーム」とは
・4大作家とその他の作家たち
・なぜブームが起こったのか
・ブームの終焉
5 08/04 ブーム期の作家たち(ガルシア・マルケスとバルガス=リョサ)とその後の作家たちの関係 ・追随する魔術的リアリズム模倣派
・あとの世代からの批判
・「孤独」と「百年」
・世界の中での位置づけ
・女性作家たちの台頭

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、8月18日(火)を予定しております。

講師紹介

旦 敬介
明治大学名誉教授、作家・翻訳家
研究分野はラテンアメリカ文学・アフロブラジル文化・ラテンアメリカとアフリカの間の人と情報の往来。作家・翻訳家としてスペイン、ケニア、ブラジルなどに暮らしたのち2001年より明治大学でスペイン語とラテンアメリカの歴史と文化を教える。著書に『旅立つ理由』『ライティング・マシーン—ウィリアム・S・バロウズ』など。『旅立つ理由』で読売文学賞受賞。訳書にはバルガス=リョサ『ラ・カテドラルでの対話』『世界終末戦争』、ガルシア=マルケス『十二の遍歴の物語』『生きて、語り伝える』『出会いはいつも八月』、ブルース・チャトウィン『ウイダーの副王』、ネルソン・ロドリゲス『結婚式』など多数。2026年3月に明治大学を退職。
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