ジャンル 世界を知る

中野校

星空の考古学―古代日本の天文学

  • 夏講座

近藤 二郎(早稲田大学名誉教授)

曜日 土曜日
時間 10:40~12:10
日程 全3回 ・08月22日 ~ 09月05日
(日程詳細)
08/22, 08/29, 09/05
コード 320318
定員 36名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・日本における天文学の歴史への理解を深める。
・日本列島の先史時代の天文学関連の遺跡を学ぶ。
・飛鳥時代の天文学・暦学に関する理解を深める。
・日本における陰陽師についての歴史を学ぶ。

講義概要

日本列島における天文学・暦学の歴史について、先史時代から江戸時代末期までを時代順に学んでいきます。先史時代の環状列石などの巨石文化から弥生時代の建物址までの考古学的遺構についてまとめなおす。飛鳥時代に中国や朝鮮半島から古代の天文学や暦学が日本にもたらされた。明日香村の水落遺跡、高松塚古墳およびキトラ古墳に残された天体図、水時計、当時の観測記録などから飛鳥時代の天文学を概観します。安部晴明に代表される日本の陰陽師・陰陽道について学びます。鎌倉時代・安土桃山時代・江戸時代の天文学の歴史をも考えていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/22 日本の天文遺跡(先史時代から古墳時代) 日本列島における天文遺跡について、先史時代から縄文時代・弥生時代・古墳時代までの考古遺跡を紹介します。環状列石から高松塚古墳、キトラ古墳の天体図まで概観します。大型モニュメントの方位などを考えていきましょう。
2 08/29 飛鳥時代の天文学・暦学について 我が国では飛鳥時代になり、大陸から進んだ天文学・暦学が伝えられました。飛鳥時代の天体観測記録、時刻制度、暦学などについてまとめます。高松塚古墳とキトラ古墳の天体図を紹介します。中国や朝鮮半島から導入された東アジアの天文学が我が国でどのように受け入れられていったかを考えます。
3 09/05 日本における陰陽道・陰陽師 安倍晴明に代表される日本の陰陽道・陰陽師についてその詳細を説明していきます。為政者と天文学との関係についても言及します。鎌倉時代・安土桃山時代・江戸時代の暦学や天文学についてまとめます。鎌倉幕府における京都の陰陽師と関東陰陽師との関係も見ていきましょう。織田信長や豊臣秀吉・徳川幕府などの為政者たちと暦学・天文学について考えるとともに、渋川春海(安井算哲)と江戸時代の天文学についてもまとめていきます。

講師紹介

近藤 二郎
早稲田大学名誉教授
東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。元早稲田大学文学学術院教授。1976年より47年間にわたりエジプト・ルクソール地区の発掘調査に従事。専門はエジプト学、天文学史。著書に『ものの始まり50話』(岩波ジュニア新書)、『エジプトの考古学』(同成社)、『ヒエログリフを愉しむ』(集英社新書)、『星座の起源』(誠文堂新光社)、『古代エジプト解剖図鑑』(エクスナレッジ)、『古代エジプト文明』(山川出版社)。

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