ジャンル 人間の探求

中野校

諸宗教の来世観の歴史と近現代の死生観

  • 夏講座

中村 圭志(宗教学者、著述家、昭和女子大学講師)

曜日 土曜日
時間 13:10~16:35 ※途中休憩をはさみます
日程 全3回 ・08月22日 ~ 09月05日
(日程詳細)
08/22, 08/29, 09/05
コード 320513
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・仏教、キリスト教などの古典的宗教の基本的来世観がわかる。
・原始社会から近現代までの来世観・死生観の変遷がわかる。
・一神教の伝統と東洋宗教の伝統の違いがわかる。

講義概要

日本では死後の行き先を「輪廻転生」「極楽往生」「黄泉」「常世」「かくりよ」「先祖の国」などとさまざまにイメージしてきました。キリスト教では「天国」だけかと思えば、「地獄」もあるし、宗派によっては「煉獄」もあります。また死後の話と世界終末における「最後の審判」の話とが交錯しています。現代日本では個人的な思いとしての「死生観」が語られるようになり、日本でも西洋でも「自然に帰る」というビジョンも一般的になりました。なぜこれだけ複雑なのか、時代による変遷はあるのかを、人類学や文学なども参照しながら、歴史に沿ってわかりやすくレクチャーしてみようと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/22 一神教世界の来世観の歴史 もともと聖書の伝統に天国と地獄があったわけではありません。旧約聖書時代にはどう考えていたのか、新約聖書はどう語っているか、ダンテのイメージはどうか、その後はどう変わったかを展望します。
2 08/29 インド宗教発の輪廻転生のビジョン 生まれ変わり(転生)のビジョンを古代ギリシア、ヒンドゥー教、仏教で確認します。六道輪廻とは何か、極楽と輪廻はどういう関係にあるのか、地獄には閻魔様がいるのか、さまざまなバリエーションを眺めてみます。
3 09/05 諸宗教のさまざまな来世観と近現代の死生観 人類史全体においては、死後の応報や神の裁きのないビジョンもまた基層をなしています。神道、近代日本、スピリチュアリズムやニューエイジなどを探り、人類学や脳神経学の知見にも目を通します。

講師紹介

中村 圭志
宗教学者、著述家、昭和女子大学講師
1958年北海道生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。宗教学者・著述家。著書に『死とは何か』『宗教図像学入門』『聖書、コーラン、仏典』(中公新書)『亜宗教――オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで』(インターナショナル選書)、などがある。

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