ジャンル 文学の心

早稲田校

『源氏物語』桐壺巻を読む―絵画を手がかりに

  • 秋講座

永井 久美子(東京大学大学院准教授)

曜日 土曜日
時間 10:40~12:10
日程 全7回 ・09月26日 ~ 11月14日
(日程詳細)
09/26, 10/03, 10/10, 10/17, 10/24, 10/31, 11/14
コード 130102
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 20,790
ビジター価格 受講料 ¥ 23,908

目標

・『源氏物語』の原文の魅力に接する。
・日本古典文学に親しむ。
・やまと絵の魅力を知る。

講義概要

『源氏物語』五十四帖の幕開けである第一帖「桐壺」。この巻の主要な場面を解説します。屏風や画帖などの絵画を手がかりに、本文を抜粋し読んでゆきます。原文を読みますが、現代語訳をしますのでご安心ください。光源氏がどのような人生を歩んでゆくのか、ご一緒に物語と絵を楽しみましょう。予備知識は問いませんので、どうぞお気軽にご参加ください。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/26 導入・「桐壺」巻を読む(一) 簡単なガイダンスを行ったのち、桐壺巻の冒頭を読み始めます。
「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。」
この物語の書き出しを聞いたことがある方もおられるかもしれません。解説いたします。
2 10/03 「桐壺」巻を読む(二) 若宮(のちの光源氏)の母である桐壺更衣は、宮が三歳のときに亡くなってしまいます。
帝が彼女の死を嘆く様子が、漢詩「長恨歌」をふまえた表現となっていることなどを説明します。
3 10/10 「桐壺」巻を読む(三) 更衣の死を悼む帝の悲嘆が、長く丁寧に語られているさまを追ってゆきます。
4 10/17 「桐壺」巻を読む(四) 突出した才能と美貌を誇る若宮が、母そして祖母亡き後、源の姓を賜り「光源氏」となるまでの経緯を紹介します。
5 10/24 「桐壺」巻を読む(五) 源氏の父である帝のもとに、亡き桐壺更衣に生き写しの若く美しい女性が新たに入内します。
母によく似たこの女性、藤壺女御を、幼い源氏が慕ってゆく様子を見てゆきます。
6 10/31 「桐壺」巻を読む(六) 源氏は元服し、左大臣家の姫である葵の上と結婚。
盛大な儀式のさまを見てゆきましょう。
7 11/14 「桐壺」巻を読む(七) 左大臣家で大切にかしづかれるも、源氏が思うのは藤壺のことでした。
理想の女性を求めて遍歴を重ねてゆく今後の物語を彷彿とさせる、桐壺巻の末尾を読んでゆきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は、11月21日(土)を予定しております。
◆プリントとスライドを用いて授業を行います。絵画は、写真の複製が禁じられている作品があるため、画像は教室で投影しますが、配布できるのは基本的に文字資料のみとなることをご了承ください。物語本文は、阿部秋生ほか校注・訳『源氏物語 古典セレクション』第1巻(全16巻、小学館、1998年、Kindle版あり)を活用します。お手持ちの書籍があれば、他の本を自由にご活用いただいても結構です。

講師紹介

永井 久美子
東京大学大学院准教授
専門は比較文学、日本古典文学。博士(学術、東京大学)。主な業績に、「『源氏物語』幻巻の四季と浦島伝説」(『アジア遊学246』2020年)、『「世界三大美人」言説の生成』(東京大学ヒューマニティーズセンター、2020年)、「紫式部の近代表象」(『鹿島美術財団年報』2016年)など。

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