ジャンル 芸術の世界

早稲田校

ダンスから紐解く 宝塚歌劇と芸術の世界

  • 秋講座

石坂 安希(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)

曜日 月曜日
時間 15:05~16:35
日程 全8回 ・09月28日 ~ 11月30日
(日程詳細)
09/28, 10/05, 10/19, 10/26, 11/02, 11/09, 11/16, 11/30
コード 130405
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・ダンスの歴史と美学について知る。
・舞踊の視点から、宝塚歌劇の歴史と特色について学ぶ。
・舞踊を通して、日本と西欧が相互に影響を及ぼした文化について考察する。
・舞踊に関連する美術、音楽、小説、映画などの他分野の芸術について知見を広げる。

講義概要

身体表現であるダンスは、人間の根源的な快楽であると同時に、人類最古の芸術であるといわれています。日本を代表するエンターテイメントである宝塚歌劇において、舞踊は欠かすことのできない重要な要素です。宝塚歌劇は歌舞伎、レビューをはじめ、バレエ、日本舞踊、民俗舞踊、モダンダンスなどを取り入れ、独自の様式を築いていきました。本講座では、宝塚歌劇にまつわる舞踊の歴史や特色について解説すると共に、関連する他分野の芸術についても紹介します。その上で、舞踊の視点から宝塚歌劇の魅力を紐解いていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/28 プロローグ:ダンスとは何か 「人はなぜ踊るのか」、「ダンスの持つ魔力とは何か」、「観客はなぜダンサーに魅了されるのか」といった舞踊の本質について、舞踊作品や映画などを例に挙げながら解き明かしていきます。
2 10/05 バレエの黎明期−ヴェルサイユ宮殿からパリ・オペラ座へ− バレエは貴族の娯楽として、ルネサンス期のイタリアで発祥しました。フランスに移入されると、宮廷文化として隆盛を極めると共に、職業ダンサーが誕生します。当時の西欧の社会情勢や文化政策を踏まえながら、バレエの黎明期についてお話していきます。
3 10/19 大衆文化とダンス 19世紀後半のフランスでは、ブルジョワの台頭に伴い、バレエは衰退してしまいます。一方で、大衆文化が花開き、ジャポニスムをはじめとする東洋趣味の影響も相まって、新たなダンスが流行していきました。当時の社会背景について解説した上で、宝塚歌劇とも親和性の高い19世紀末のパリの大衆文化とダンスについて紹介していきます。
4 10/26 バレエ・リュスの時代 バレエ・リュスは、1909年から1929年まで存在したツアーリングカンパニーです。革新的な振付と共に、シャネル、ピカソ、ストラヴィンスキーといった名だたるアーティストと舞台を手掛け、芸術界に衝撃を与えました。その影響は宝塚歌劇にも及んでいます。時代をリードしたバレエ・リュスの功績や作品などについてお話していきます。
5 11/02 日本の近代国家の幕開けとダンス 明治時代になると、ボールルームダンス(社交ダンス)やバレエといった西洋舞踊が日本に移入されました。身体の使い方はもとより道徳面でも相違があるなかで、日本人はどのように西洋舞踊を受容したのかについて、宝塚ともゆかりのある人物や事象を取り上げながら解説していきます。
6 11/09 舞踊からみる歌舞伎 出雲の阿国という巫女によって踊られたかぶき踊りが、歌舞伎の源流であると言われています。舞踊を切り口として、歌舞伎の特徴・歴史をおさえながら、宝塚歌劇をはじめ海外のアーティストに与えた影響についてお話していきます。
7 11/16 舞踊からみる宝塚歌劇(1)−歴史編− 宝塚歌劇は様々な舞踊を取り入れながら発展していき、独自の様式を確立しています。舞踊の視点から、宝塚歌劇の歴史と様式美について解説していきます。
8 11/30 舞踊からみる宝塚歌劇(2)−美学編− 第7回目の内容を踏まえ、宝塚歌劇の芝居そしてレビュー/ショーを幾つか取り上げながら、作品の中でダンスがどのような役割を担っているのかについて考察していきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は12/7(月)を予定しています。

講師紹介

石坂 安希
早稲田大学演劇博物館招聘研究員
東京生まれ。舞踊学(修士)を経て、早稲田大学大学院文学研究科演劇映像学コース日本演劇学にて博士号(文学)を取得。専門分野は宝塚歌劇を中心とした演劇学・舞踊学・都市文化論・ヒロイン論。大学、サロン、日比谷図書文化館などで講演をするほか、集英社オンラインへのコラム寄稿、鹿鳴館・帝国劇場にまつわる展示を手掛けるなど多方面で活躍。著書に『歌劇とレビューで読み解く 美しき宝塚の世界』(立東舎・2022年刊行)がある。

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