ジャンル 芸術の世界

早稲田校

明時代の絵画と藝術

  • 秋講座

塚本 麿充(東京大学教授)

曜日 月曜日
時間 10:40~12:10
日程 全4回 ・11月16日 ~ 12月14日
(日程詳細)
11/16, 11/30, 12/07, 12/14
コード 130411
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・東アジアにおける文人画の成立を理解し、その心にふれる。
・中国から日本へとつながる文人文化の源流やその歴史を知る。
・日本の伝統文化である中国文化の成立を訪ねる。
・名品の鑑賞と入門。

講義概要

明時代の絵画と藝術についてお話します。1402年には首都を南京から北京へと遷都し、その後300年にわたる平和で安定した時代をつくりあげます。経済的に大きく発展した社会のなかで、北京や江南の諸都市を中心に文化の花がさきほこりました。この講座では華麗な宮廷絵画から、蘇州という文化都市で発展した沈周、文徴明、明末の董其昌などをとりあげます。そして最後に明の滅亡について、遺民である八大山人や石濤などの深い精神世界を、名品から読み解いていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 11/16 明代宮廷絵画と雪舟 北京に遷都した明は本格的な宮廷画院を完成させ、華麗な宮廷絵画が制作されるようになり、のちに浙派とよばれる独特の画風へと展開していきます。そのようななか、日本から雪舟が1467年に明に入り、絵画を学びました。雪舟の眼からみた明代絵画についてお話します。
2 11/30 花開く蘇州画壇 江南の文化都市・蘇州は経済的にも大きな発展をとげていきます。ここでは沈周や文徴明といった「呉派」とよばれる文人画と、その淡泊で精緻な世界、そして経済都市での文人たちの生き方について考えます。
3 12/07 明時代の物質文化とニセモノ文化 経済的に発展した明代には、書画のマーケットもうまれ、多くの偽物が流通しました。中国におけるニセモノ作りの歴史について、その深い文化史的な意味を読み解きます。
4 12/14 明末清初の動乱と藝術―八大山人と石濤― 安定した明朝も次第に終わりを迎え、1644年には滅亡し、清が成立します。そのようななか、遺民とよばれる明に仕えることをよしとしない人々が新しい絵画を描き始めます。八大山人や石濤から遺民たちの藝術についてみていきます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2026年冬から2027年春にかけて、生誕400年を迎える八大山人の大展覧会が上海博物館で開催される予定です。可能な方は是非あわせてご覧ください。

講師紹介

塚本 麿充
東京大学教授
中国美術史を研究しています。福井市生まれ。東北大学文学研究科東洋・日本美術史博士課程修了。博士(文学)。南京師範大学美術学院、國立台湾大学藝術史研究所に留学後、大和文華館、東京国立博物館、東京大学東洋文化研究所准教授を経て現職。著書に『北宋絵画史の成立』(2016年、中央公論美術出版、第7回三島海雲学術賞)、展覧会図録に『台北 國立故宮博物院―神品至宝―展』(2014年)、『上海博物館 中国絵画の至宝展』(2013年)、『北京故宮博物院200選展』(2012年、以上、東京国立博物館)等。
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