ジャンル 人間の探求

早稲田校

「天皇」論の思想史

  • 秋講座

田中 久文(日本女子大学名誉教授)

曜日 水曜日
時間 13:10~14:40
日程 全5回 ・10月07日 ~ 11月25日
(日程詳細)
10/07, 10/14, 10/28, 11/11, 11/25
コード 130508
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・近代日本における「天皇」をめぐる議論について理解を深める。

講義概要

「皇室典範」の改正が具体化するとともに、「女性天皇」「女系天皇」をめぐる議論も活発化している。今改めて天皇とは何かを国民的に考える時期にきている。
日本は天皇を中心にした近代国家を造ろうとしたが、その際の天皇とは、西洋の専制君主とは異なったものとして位置づけられた。しかし、戦争に向かうなかで、天皇の神格化が行なわれもした。戦後は「象徴天皇」となったが、「象徴」の意味する内容についてはいまだ十分に深められてはいない。
この講座では、特定の政治的イデオロギーに立つことなく、近代における天皇をめぐる思想的議論の変遷を追いかけながら、天皇について各自が考える際の参考となる材料を提供していきたい。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/07 幕末の天皇論  水戸学から吉田松陰に至る幕末の天皇論を追いかける。
2 10/14 「国家神道」と天皇  明治初年の神道国教化の動きとその挫折について考える。
3 10/28 明治憲法と「天皇機関説」  明治憲法は天皇をどのように位置づけようとしたのか。
4 11/11 『国体の本義』と『臣民の道』  「天皇機関説」批判後に天皇はどう再定義されたか。
5 11/25 和辻哲郎と「象徴天皇」論  新憲法の「象徴天皇」とは何か、和辻の議論を中心に考える。

講師紹介

田中 久文
日本女子大学名誉教授
1952年生まれ。1976年東京大学文学部倫理学科卒業。1983年同大学院人文科学研究科倫理学専攻博士課程修了。文学博士(東京大学)。専門分野は日本近代哲学。主な著書に『日本の哲学をよむ』(ちくま学芸文庫)、『丸山眞男をよみなおす』(講談社選書メチエ)、『象徴天皇を哲学する』(青土社)、『近代日本思想選 九鬼周造』(ちくま学芸文庫)、『西田幾多郎』(作品社)、『九鬼周造』(講談社学術文庫)
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店