ジャンル 人間の探求

早稲田校

大乗仏教の基本思想 縁起と空性

  • 秋講座

齋藤 直樹(早稲田大学非常勤講師)

曜日 水曜日
時間 15:05~16:35
日程 全10回 ・09月30日 ~ 12月02日
(日程詳細)
09/30, 10/07, 10/14, 10/21, 10/28, 11/04, 11/11, 11/18, 11/25, 12/02
コード 130511
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・「大乗」の始まりを知る
・「大乗」の基本的な教理の枠組を理解する
・「縁起」と「空性」の意味を学ぶ

講義概要

「輪廻転生」の基本的な条件であり、仏教教理の基礎をなす「業」に関する伝統的な理説の紹介から始めて、「大乗」の端緒を開いた『八千頌般若経』の要所を見渡し、『般若心経』の真意を明らかにしたのち、龍樹作『中論』の思想に焦点を当てます。それらの和訳をできる限り丹念に読み解きながら大乗の教理の基本的な考えかたと意味を学んでいきます。たとえば、古代インド思想の真髄の仏教的受容,大乗の実践者としての「菩薩」がもつべき認識の様式、『中論』の中心的な諸概念,すなわち「縁起」「空性」「迷岐」などのより深い理解を図ります。なお関連する限りで「唯識」の教理事項の解説も加えていきます.

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 「業」の教理(1) 世親作『阿毘達磨倶舎論』に説かれる「業」(1)
2 10/07 「業」の教理(2) 世親作『阿毘達磨倶舎論』に説かれる「業」(2)
3 10/14 「大乗」の発端 『八千頌般若経』の重要箇所(1)
4 10/21 「大乗」の基礎 『八千頌般若経』の重要箇所(2)
5 10/28 「大乗」の展開 『般若心経』の原典解説
6 11/04 「縁起」について(1) 「縁起」概念の展開
7 11/11 「縁起」について(2) 龍樹作『中論』の帰敬偈
8 11/18 空性について(1) 龍樹作『中論』の理路
9 11/25 空性について(2) 龍樹作『中論』の思想
10 12/02 「迷岐」について 龍樹作『中論』の目的

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆配布資料に沿って授業は進められます.入手しやすい参考文献を授業中に適宜紹介します.
◆資料はおもにサンスクリット原典からの和訳で構成されます。
◆言語としてのサンスクリットの学習を目的とする講座ではありません。
◆ただし専門用語の意味のよりよい理解のためにサンスクリットの単語の解説も盛り込まれます。

講師紹介

齋藤 直樹
早稲田大学非常勤講師
1962年東京都出身。早稲田大学大学院東洋哲学専攻博士課程満期退学、ドイツ・マールブルク大学にてPh.D.取得。著書『Das Kompendium der moralischen Vollkommenheiten』(2005)、論文「転変としての世界」(2014)「ナーガールジュナの馬」(2016)「「歩行者」の「歩行」」(2020)「ガンダルヴァの都城」(2023)「空性への警鐘」(2026)等。
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