ジャンル 世界を知る
中野校
古代オリエント博物館特別展「古代オリエントから石見銀山へ」を楽しむ 銀が動かす世界
津村 眞輝子(古代オリエント博物館館長)
| 曜日 | 金曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全5回
・10月23日 ~
11月27日 (日程詳細) 10/23, 10/30, 11/13, 11/20, 11/27 |
| コード | 330328 |
| 定員 | 24名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
・古代オリエント世界から日本へとつながる銀の歴史と交流について理解を深める。
・世界遺産である石見銀山遺跡とその文化的景観の歴史的価値と魅力について学ぶ。
・展示資料の背景にある歴史や美術を理解し、博物館でものを見る楽しさを体験する。
講義概要
人間が利用してきた金属のなかでも、銀は美しい工芸品の素材として用いられるとともに、価値をはかる素材からコインへと発展し、歴史を動かす存在となりました。16〜17世紀にかけて世界的な産銀地として栄えた石見銀山も、その流れのなかに位置づけられます。古代オリエント博物館の秋の特別展「古代オリエントから石見銀山へ―銀が動かす世界―」では、古代エジプト、メソポタミア、ペルシア、シルクロードの銀製品やコイン、そして石見銀山ゆかりの資料を展示します。本講座では、銀の魅力と歴史、展示の見どころを学んだ上で特別展を鑑賞し、資料から歴史を読み解く面白さや博物館でものを見る楽しさを体験していただきます。
※特別展見学についてはホームページの「ご受講に際して」欄をご確認ください。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 10/23 | 人間と金属の出会い | 私たちの身近にある金属との関わりは、遅くとも約1万年前までさかのぼります。古代エジプトや古代メソポタミアでは、金や銀は美しさと輝きによって富や権力の象徴となり、一方で銅や鉄は道具や武器として文明の発展や社会の変化を支えてきました。古代オリエントにおける人間と金属との長い関わりの歴史を概観します。 |
| 2 | 10/30 | 美しき銀、貨幣としての銀 | 銀は美しい装身具や容器などの工芸品に用いられる一方、古代メソポタミアでは価値をはかる基準としても利用されてきました。こうした銀の利用の広がりのなかで、やがて金属貨幣(コイン)が誕生し、遠く離れた地域を結ぶ交易や交流を支える存在となっていきます。古代オリエントの銀工芸の美しさをたどるとともに、コインの誕生と発展、経済や文化を動かしてきた銀の役割を紹介します。 |
| 3 | 11/13 | 銀の時代の石見銀山 | 地球規模での交易が展開した大航海時代における銀の役割と、その時代に多量の銀を生産した石見銀山遺跡とその文化的景観について、銀生産の実態や鉱山社会の姿などの視点から紹介します。 |
| 4 | 11/20 | 古代オリエント博物館特別展見学 | 古代オリエント博物館(池袋)で開催される秋の特別展「古代オリエントから石見銀山へ―銀が動かす世界―」を見学します。講義で学んだ資料を実際に目の前にしながら解説を行い、博物館でものを見る楽しさをお伝えします。 |
| 5 | 11/27 | 銀の魅力、世界遺産としての石見銀山 | 講義や展示鑑賞を通して学んできた銀の魅力を振り返るとともに、来年、石見銀山遺跡とその文化的景観が世界遺産登録20周年を迎えることを踏まえ、その歴史的価値や世界遺産登録の意義、今後の展望について考えます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆博物館見学の回は現地集合(開始15分前)・現地解散となります。詳細は見学の回の前週の講義の際にお知らせします。
◆見学の回は学外での授業となります。同日午後に別の講座を受講される方は移動時間を考慮してお申し込みください。
◆見学の回は周囲へも配慮いただき、団体行動のマナーにそってご受講ください。
◆博物館入館料や交通費等は別途実費ご負担となります。
◆天候などやむを得ない理由により見学の回の日程が変更になる場合があります。
◆休講が発生した場合の補講日は12月4日を予定しています。
講師紹介
- 津村 眞輝子
- 古代オリエント博物館館長
- 東京大学美術史学科卒。中央アジア、シリア、エジプトの資料調査・発掘調査を通して、西アジアおよび中央アジアの東西交流、特にコインの研究調査をしている。編著書に『世界の金貨と銀貨』(古代オリエント博物館、2006)、『新疆出土のサーサーン式銀貨』(シルクロード学研究センター、2005)、『古代オリエントの世界』(山川出版社、2009)、『ユーラシアの風 新羅へ』(山川出版、2009)。『栄光のペルシア』(山川出版社、2010)、『悠久のペルシア』 (古代オリエント博物館、2024)など。




