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考古学からみたチンギス・カンとモンゴル帝国の誕生 最新研究で明らかになった「蒼き狼」の実像

  • 秋講座

白石 典之(新潟大学教授)

曜日 木曜日
時間 15:30~17:00
日程 全6回 ・10月08日 ~ 11月26日
(日程詳細)
10/08, 10/15, 10/22, 11/12, 11/19, 11/26
コード 730307
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・モンゴル帝国の成立という歴史上の出来事の意義を正しく理解する
・チンギス・カンの人物像と事績を正しく理解する
・考古学というアプローチの歴史研究における有効性を正しく理解する
・自然環境や遊牧生活の記述を通してモンゴルに暮らす人々への理解を深める

講義概要

チンギス・カンは歴史上大変有名な人物ですが、どのような生涯だったのか、じつはよくわかっていません。とくに、いつ生まれ、どのような生い立ちをして、なぜ強大な力をもち、さらに、いつ、どのような原因で死に、どこに葬られたのかなど、その生涯を知るうえでの重要な事項がまったくわかっていないのです。なぜならばチンギス・カンについて記した文献史料のなかに、信頼できる記述が少ないからです。そこで有効なのが遺跡や遺物を研究する考古学です。本講座では講師自身が長年携わってきた考古学調査の成果にもとづき、チンギス・カンの真の姿を解明していきます。予備知識がなくても理解できるよう、平易な解説を心掛けます。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/08 チンギス・カンとその時代 本講座のイントロダクションとして、これまでの文献史料に基づいた研究でわかったチンギス・カンと、彼が築いたモンゴル帝国について概観しておきます。できるだけ平易に解説します。
2 10/15 チンギス・カンの先祖たち チンギス・カンの先祖については、文献史料の記述に伝説的な内容が多く、何も具体的にわかっていませんでした。それがここ数年の考古学調査によってかなり明らかになってきました。講師自身が発掘したホットな成果に基づいて研究の最先端を解説します。
3 10/22 チンギス・カンと鉄 チンギス・カンが強大化した背景に、鉄が重要な役割を果たしたことがわかっています。しかも、鉄の原材料の調達のしかたや道具の作り方に、チンギス・カンならではのこだわりがあったこともわかっています。それがどういったものだったのか、わかりやすく解説します。
4 11/12 チンギス・カンの衣食住 文献史料にもとづく研究では、まったく解明されてこなかったチンギス・カンの日常のようすが、近年の考古学調査でようやくわかってきました。どこに住んで、そのような家で寝起きをし、何を食べていたのかといったチンギス・カンの暮らしぶりの一端を覗いてみましょう。
5 11/19 チンギス・カンの墓はどこか チンギス・カンの墓の場所は隠され、いまでにわかっていません。ただ、いくつかの候補地は存在します。そうした候補地について、文献史料と考古資料から検討を加えながら、墓所の在処を推理していきます。
6 11/26 チンギス・カンの子孫たち チンギス・カンの死後も子孫たちによってモンゴル帝国は拡大を続けます。カラコルムという国際都市が築かれ、さまざまな物資と文化がモンゴル高原にやってきたのです。そうしたモンゴル帝国の繁栄の様子を考古資料から解説します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は12月3日(木)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

講師紹介

白石 典之
新潟大学教授
筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。モンゴル科学アカデミー歴史研究所客員研究員などを経て現職。専門はモンゴル考古学およびモンゴル史で、おもにチンギス・カンの実像を考古資料から実証的に解明しようとしている。著書に『チンギス・カン-蒼き狼の実像』『元朝秘史-チンギス・カンの一級史料』(ともに中公新書)、『モンゴル帝国誕生-チンギス・カンの都を掘る』『遊牧王朝興亡史-モンゴル高原の5000年』(ともに講談社選書メチエ)などがある。
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