ジャンル 人間の探求

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日本群島文明史

  • 秋講座

小倉 紀蔵(京都大学名誉教授)

曜日 月曜日
時間 15:30~17:00
日程 全6回 ・10月26日 ~ 12月14日
(日程詳細)
10/26, 11/09, 11/16, 11/30, 12/07, 12/14
コード 730561
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・日本群島の文明を世界の中に位置づけることができるようになる。
・大陸や西洋とは異なる群島の生命観、人間観、歴史観を理解する。
・群島文明の人間観が21世紀に切り開くパラダイムを考究する。

講義概要

日本は群島である。古代から、大陸や半島から積極的に先進的な知を受容してきた。だがつねに、そのことに違和感を抱いてもいた。だから日本の歴史は、大陸に開放的な時期とそれに対して閉鎖的な時期が交互にやってくる。そのプロセスの中でこの国は、「あいだのいのち=間主観的生命」という特異な生命感覚(アニマシー)を磨きに磨いてきた。この生命感覚さえあれば、余計な理念や超越性は必要ないというのが群島文明の境地となった。超越的な原理にもとづいた歴史記述や道徳思想、二項対立的な男性優位思想などが相対化されるのがこの群島文明の特徴だった。それは、21世紀の地球倫理の時代にどのような意味を持つのか。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/26 世界秩序の中の日本群島文明 世界秩序を構成する東西の軸と南北の軸/梅棹忠夫の「文明の生態史観」/群島としての日本/群島には文明はないという立場/群島にも文明はあるという立場/東西のつながり/南北のつながり
2 11/09 日本群島史の時代区分 日本群島の時代区分論/土着閉鎖系文明期/大陸開放系文明期/土着閉鎖系文明期と大陸開放系文明期が交互にやってくることの意味
3 11/16 日本群島と文明のあいだ 日本群島には「一」がなかった/日本群島には「人間」がいなかった/日本群島には要素還元主義がなかった/日本群島には善悪がなかった/日本群島は歴史がなかった/日本群島ではなぜ文学が盛んだったのか
4 11/30 日本群島の生命と人間 「あいだのいのち(アニマシズム)」という群島的生命感覚/非実体系の存在様態/非実体系の「かみ」/「ことだま」と「ことのは」の対立/死のアニマシー
5 12/07 性のアニマシー 文明と性/なぜ日本群島では「女系いのち」が生き残ったのか/最初に自我を獲得したのは女性だった/「女系いのち」の日本群島文明/CGP(クロス・ジェンダード・パフォーマンス)という文明運動/女の衰退/「女系いのち」の生存戦略
6 12/14 美のアニマシー 反逆は美的生命から/「あはれ」とはなにか/「をかし」とはなにか/「あはれ」から「あっぱれ」へ

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書:『日本群島文明史』小倉紀蔵著(ちくま新書)
◆休講が発生した場合の補講日は12月21日(月)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

講師紹介

小倉 紀蔵
京都大学名誉教授
1959年生まれ。東京大学文学部卒業。電通でマーケター、コピーライターとして勤務の後、28歳で退職して韓国に留学。ソウル大学大学院哲学科で東アジア哲学を学ぶ。比較文明学、日本思想、韓国朝鮮思想、日韓関係などを専門とする。現代韓国朝鮮学会元会長。比較文明学会副会長。『日本群島文明史』『韓国は一個の哲学である』『朝鮮思想全史』『入門 朱子学と陽明学』『新しい論語』『創造する東アジア』『〈いのち〉は死なない』『弱いニーチェ』『京都思想逍遥』など著書多数。

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