ジャンル 日本の歴史と文化
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倭人の心性世界にせまる―卑弥呼の祭祀を探る
小林 青樹(奈良大学教授)
| 曜日 | 金曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:30~12:00 |
| 日程 |
全6回
・10月23日 ~
12月04日 (日程詳細) 10/23, 10/30, 11/13, 11/20, 11/27, 12/04 |
| コード | 730262 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・邪馬台国時代、卑弥呼の祭祀について理解を深める。
・卑弥呼の祭祀にいたる歴史の理解力を深める。
・卑弥呼の祭祀につながる、倭人の祭祀の意味を理解する。
講義概要
本講義では、卑弥呼の時代を中心に、弥生時代から古墳時代初頭にかけての倭人の祭祀世界を読み解く。銅鐸や土器に描かれた絵画から祭祀の場や景観を復元し、青銅器祭祀の終焉と鏡祭祀の成立、戈や盾を用いた祭祀、纒向遺跡出土の仮面の意味を検討する。さらに、龍の祭祀と魏との交流に注目し、卑弥呼に下賜された龍文様の絹布や、それを背景とする新たな葬送儀礼の成立について、最新の研究成果をもとに考える。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 10/23 | 銅鐸と弥生土器の絵画 | 卑弥呼は弥生時代の終わり頃を生きた女王である。銅鐸と土器の絵画には、卑弥呼の時代の倭人の祭祀の具体像の一端をみることができる。本講義では、銅鐸と土器の絵画の事例をあげて、絵画の意味について考える。これによって、卑弥呼の時代の倭人の祭祀の具体的なイメージがわかるであろう。 |
| 2 | 10/30 | 倭人祭祀の心象風景 | 卑弥呼の時代の祭祀は、どのような場で行われたのであろうか。本講義では、銅鐸と土器の絵画に描かれた祭場の光景と景観像を復元し、出雲大社や伊勢神宮の神殿を彷彿とさせる祭殿など、実際の弥生時代の遺跡で検証する。 |
| 3 | 11/13 | 青銅器の祭祀 | 卑弥呼の時代以降、それまでの倭人の祭祀の中核にあった青銅器である武器や銅鐸が埋められ、二度と祭祀に使われることはなかった。一方で、鏡を用いた祭祀が代わりの重要な祭祀具となった。本講義では、倭人の青銅器祭祀の流れを検討し、祭祀の意味と役割を考える。 |
| 4 | 11/20 | 戈の祭祀 | 邪馬台国の地であるとされる纒向遺跡からは、卑弥呼の時代頃の武器の戈の柄と盾が出土している。戈は倭人の祭祀で最も重要な武器であり、祭祀を執行する人物が装備する武器・武具で、絵画にも登場する。本講義では戈の祭祀について、祭祀の意味と役割について考える。 |
| 5 | 11/27 | 纒向仮面の系譜 | 纒向遺跡で出土した武器の戈の柄・盾と一緒に、特徴的な仮面が出土している。本講義では、仮面の装飾や形状の検討をもとに、三国時代の魏国など大陸系の仮面と、倭人の伝統的な仮面が融合した点について考える。 |
| 6 | 12/04 | 龍の祭祀と卑弥呼の布 | 卑弥呼の時代には、龍を土器に描く祭祀が流行する。龍は皇帝・王の象徴であり、東方を守護する霊獣である。本講義では、卑弥呼の時代の龍の祭祀とその意味について考える。そして、卑弥呼が魏の皇帝から下賜された龍の図像を有する絹布がどのようなものかを検討し、卑弥呼によって創成された布を用いる葬送の儀礼について最新の研究成果を述べる。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は12月11日(金)を予定しています。
◆参考書籍:『倭人の祭祀考古学』小林青樹著(新泉社)
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
講師紹介
- 小林 青樹
- 奈良大学教授
- 群馬県富岡市生まれ。 國學院大學大学院文学研究科博士課程後期日本史学専攻満期退学。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手、國學院大學栃木短期大学専任講師、准教授、教授を経て、現在、奈良大学文学部文化財学科教授。博士(文学)。
主な著作:『弥生文化の起源と東アジア金属器文化』(単著、塙書房、2019年)、『倭人の祭祀考古学』(単著、新泉社、2017年)、『十二支になった動物たちの考古学』(共著、新泉社、2015年)など。




